大林組、オートデスク及び日本ユニシスは共同で、設計・施工・施設管理Webアプリケーションシステムを開発

医療向けソフトのショールーム開設工事に初適用

プレスリリース

株式会社大林組は、オートデスク株式会社(本社:東京都中央区、社長:志賀徹也)及び日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、社長:島田精一)と共同で、設計段階の図面、施工段階の写真画像データ、建物引渡し後の施設管理(FM)情報をインターネット上でのデータベースに蓄積し、顧客に一貫したプロパティマネジメントサービスを提供するためのWebアプリケーション・システムを開発し、医療向けソフトのショールーム開設工事において初適用した。

今回のショールーム開設工事では、オートデスク社が提供するインターネット上でのプロジェクト管理ツール「Autodesk Buzzsaw (Project Point)」をプラットフォームとして、設計図面をオートデスク社の3次元オブジェクトCAD「Autodesk Architectural Desktop(以下、ADT)」で作成し、施工段階の工事写真の自動撮影および撮影した画像の蓄積ツールとして日本ユニシスのWebカメラASPサービス「BlueClip」を用いた。これにより、現場支援部門はインターネットを利用して、遠隔地でも現地の設計図面とその時の写真画像をもとに、現場の状況を常時把握できる。また蓄積されたデータは建物引渡し後も施設管理(FM)業務のデータとして引き続き利用され、顧客もインターネットを介して同じデータを閲覧することができる。

大林組では、2003年に首都圏において大規模オフィスが竣工することからオフィス移転マネジメントおよび移転後の施設管理業務の需要が増えると予想し、プロパティマネジメント事業を強化していく戦略の中で、今回、オートデスク社および日本ユニシスと共同で本システムを開発した。またこれに先立ち、大林組はオートデスク社との間で、「ADT」800本と同製品サブセットの2次元CADソフト「AutoCAD LT」1600本の企業利用契約を締結した。また現場管理業務においても「BlueClip」の導入を進めている。今後、大林組はITを用いて、設計から施工、施設管理における業務の効率を高めていく。

なお、今回適用した物件は、株式会社日本経営が都内で運営する医療向けソフトのショールームで、その活用の模様は10月9日~10月11日に東京ビックサイトで開催されるA/E/C SYSTEMS JAPAN 2002にて紹介される。

以上

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