大林組は、すでに開発、実用化している「GLYPHSHOT(グリフショット)」の販売を、本年9月より、(株)オーク情報システム(本社:東京都墨田区、社長:長谷川博)を通じて開始しました。すでに3件の販売実績を上げています。 「GLYPHSHOT」は、大林組が独自に開発した、PDA(Personal Digital Assistant 携帯情報端末)とパソコンで稼動する情報共有ツールです。電子地図上に様々な情報を表示できるGIS(地理情報システム)のように、CAD図面やイメージ図、イラストなどの任意の位置に各種情報を直接入力、表示することができます。さらにPDAとパソコンを連携させることで、容易に情報を共有できます。大林組では、この「GLYPHSHOT」をベースに、新築工事の仕上げ状況のチェックや既存建物の調査診断などのシステムを開発して工事現場での煩雑な作業の省力化を図っています。 「GLYPHSHOT」には、図面などをインストールしてPDAやパソコン上に表示させる機能と、文字や音声、画像などによる6種類の基本的な入力機能が付加されています。この「GLYPHSHOT」をベースに、業務に合わせた入力支援機能を付加することで、様々な業務の大幅な効率化を図ることができます。 大林組では、新築工事の仕上げ検査や既存建物の調査診断業務に必要な情報を入力するための支援機能を「GLYPHSHOT」に付加し、実用化しています。例えば、仕上げ検査のシステムでは、現場の状況や指摘事項を、画面に表示されるリストの中から選択するだけで現地で簡単に入力できます。さらに、入力した情報を自動的に分類し作業指示書として簡単にアウトプットできるので、従来、紙の図面で行っていた煩雑な作業を大幅に軽減します。現在、施工中の12の新築工事現場にこのシステムを導入し、作業の効率化を図っています。 今回販売を開始した「GLYPHSHOT」は、仕上げ検査や調査診断などの機能をパッケージした拡張モデルだけでなく、スタンダードモデル(簡易タイプ)の取り扱いも行います。また利用者向けに、オーク情報システムで、図面データなどの初期設定サービスも行います。さらに、ソフト開発会社を通じて、顧客の要望に応じてカスタマイズするなど、多様なニーズにも対応します。 すでに集合住宅の仕上げ検査向けに、大末建設(株)他1社へ納入いたしました。また、「GLYPHSHOT」をホテル改修工事用にカスタマイズしたタイプを、某ソフト開発会社が設計事務所に販売しています。
今回販売を開始した「GLYPHSHOT」の特長は以下の通りです。
なお、10月22日(水)から24日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催されるA/E/C Systems Japan 2003 に「GLYPHSHOT」を出展するとともに、活用事例の講演を行う予定です。 以上
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■この件に関するお問い合わせ先 大林組 東京本社 広報室 企画・報道・IRグループ 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟 お問い合わせフォーム |
PDAを活用した図面への情報入力システム「GLYPHSHOT™」の販売を開始
業務を効率化する新たな情報共有ツールを提案します
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プレスリリース