NEC玉川 大林・鹿島共同企業体は、日本電気(株)発注の「NEC玉川ルネッサンスシティ」建設事業において、2棟の超高層ビルをつなぐ空中ブリッジ(連絡通路)をリフトアップ工法で設置する工事を12月20日に実施しました。既に利用しているA棟(2000年1月竣工)と現在建設中のB棟(設計:(株)日建設計)の16階部分に連絡通路を設け、機動的なオフィスビルとして2005年に全ての工事の完成を目指します。 「NEC玉川ルネッサンスシティ」は、日本電気(NEC)が創立100周年記念事業の一環として、川崎市の玉川事業所内(川崎市中原区)に地上26階(A棟)と37階(B棟)の事務所棟と、地上2階のホール棟からなる自社専用施設を建設する事業です。 第一期工事として2001年に完成したA棟は、地球環境大賞、グッドデザイン賞、日経最先端事業所賞、建設業協会賞(BCS賞)など数多くの表彰を受け、環境への積極的な取り組みや先進的なデザインが、各方面から高い評価を受けました。 現在は、A棟に引き続き、大林・鹿島共同企業体がB棟を建設中で、A棟でも採用した大林組の自動化工法「ABCS(Automated Building Construction System)」を用いて、建設作業を機械化、自動化し施工の効率化を図り、短工期での完成を目指しています。これらの工事における資材管理や工程管理には、NECのコンピュータが用いられ効率的な管理が行われています。 B棟の建設工事はABCSにより順調に進捗しており、12月20日時点で25階まで建設が進んでいます。 空中ブリッジの施工にあたっては、既に共用を開始しているA棟の利用を妨げることなく、安全かつ正確な工事が求められました。そのため、地上で空中ブリッジを製作してリフトアップする工法を採用しました。 今回の工事の手順は次の通りです
空中ブリッジは、リフトアップ高さ37.6mを約10時間かけて慎重にリフトアップし、無事に設置が完了しました。現場は今後、平成17年2月の竣工を目指します。 工事概要(B棟)
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NEC玉川ルネッサンスシティで、2棟の超高層ビルをつなぐ空中ブリッジをリフトアップ工法にて構築
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