東京都立夢の島体育館が「東京スポーツ文化館(愛称『BumB』(ブンブ))」として生まれ変わります

都民利用施設では初めてのPFI事業

プレスリリース

大林組が100%出資する事業会社 PFI区部ユース・プラザ(株)(社長:小栁郁夫)は、東京都が進めている、都民利用施設としては初めてのPFI事業となる「区部ユース・プラザ(仮称)整備事業」について、2004年3月31日のオープンを目指して準備を進めています。

「区部ユース・プラザ(仮称)整備事業」は、青少年の自立と社会性の発達を支援し、合わせて生涯学習の場となる新たな社会教育施設を整備する事業で、都内の「青年の家」(※1)を再編・整備し江東区夢の島などに集約するものです。夢の島体育館として都民に親しまれてきた施設は、スポーツ施設だけでなく、文化、生涯学習のための豊かなカルチャー施設と、東京ベイに臨む宿泊施設を備えた「東京スポーツ文化館(愛称『BumB(ブンブ)』)」として生まれ変わります。

※1 青年の家:団体生活を通じて都内の青少年の健全な育成を図るため、自治体等が設置する施設


「区部ユース・プラザ(仮称)整備事業」は、「東京スポーツ文化館」の諸施設の建設や改修、施設の20年間に亘る運営、維持管理を行う事業です。
2002年6月に、東京都とPFI区部ユース・プラザ(株)との間で、PFI事業契約が締結され、2002年12月から建設を開始しました。
施設整備のための資金はプロジェクトファイナンス(※2)により調達され、UFJ銀行が主幹事銀行のほか、エージェント(事務幹事行)を担当しています。

※2 プロジェクトファイナンス:事業性を見極め、プロジェクト会社が生み出すキャッシュフローを返済原資とし、出資者の保証を前提としない融資方式



整備される施設は、次のとおりです。
  1. スポーツ施設
    既存の夢の島体育館を一部改修して整備を進めています。
    屋内温水プール(一般用、初心者用、幼児用、ウォータースライダー)
    メインアリーナ(バスケットボール、バレーボール、体操等)
    サブアリーナ(バドミントン、卓球、マーチングバンド練習等)
    マルチスタジオ(ダンス、エアロビクス、ヨガ等)
    フィットネスジム/スタジオ
    柔道場、剣道場
    アーチェリーフィールド
    マルチコート(ウォーミングアップ、補助練習等)
    スポーツサウナ&バス

  2. 文化・学習施設
    ミュージックスタジオ(バンド練習、合唱・合奏練習、オーケストラ練習等)
    アクターズスタジオ(演劇、音楽活動等)
    クリエーションルーム(クラフト、木工、絵画等)
    マルチホール(講演会、ミニコンサート等)
    会議研修室

  3. 宿泊施設
    宿泊室(60室、251人収容)
    大浴場(障害者対応)

  4. 交流施設
    ユース・スクエア(展示スペース等)

  5. レストラン他
    レストラン(124席)ほか

  6. フットサルコート
    フットサルコート(2面)

各施設は、2004年3月31日の開館予定ですが、既に予約受付けを開始しています。
大林組は、本件を含め14件のPFI事業を代表企業として実施しており、今後も積極的にPFI事業に取組んでいきます。

事業期間 PFI事業契約締結:平成14年6月
  建設期間:平成14年12月~平成16年1月
  運営開始予定日:平成16年3月31日
  終了予定日:平成36年3月30日
事業地 東京都江東区夢の島3番地2
  敷地面積 27,022m²
予約受付 区部ユース・プラザ(仮称)予約係
  TEL 03−3521−2551


以上

■この件に関するお問い合わせ先
大林組 東京本社 広報室 企画・報道・IRグループ
東京都港区港南2-15-2  品川インターシティB棟
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