情報セキュリティマネジメントシステムの国際的規格「BS7799」および「ISMS適合性評価制度」((財)日本情報処理開発協会による認証制度)の認証を同時に取得しました

プレスリリース

大林組の子会社であるオーク情報システム(本社:東京都墨田区、社長:長谷川博)は、2004年2月10日に情報セキュリティマネジメントシステムの国際的規格である「BS7799」と日本で唯一の情報セキュリティマネジメントシステムに関する第三者評価制度である(財)日本情報処理開発協会(JIPDEC)による「ISMS適合性評価制度」を、運用サービス事業および基盤ソリューション事業において同時に取得しました。

インターネットの急速な普及を背景に、インターネット利用の高度化が進んでおり、従来に比べはるかに利便性が得られるようになったと同時に、外部ネットワークからの不正アクセス等による被害の可能性が増大しています。このため、ネット利用における取引の安全性、信頼性を確保するために、国際的にも信頼を得ることが出来る情報セキュリティ対策を実施することが要求されています。さらに、技術的なセキュリティ対策だけでは、十分ではなく、人間が運用・管理する面のセキュリティ対策についても、マネジメントの視点から、十分な配慮が要求されています。

オーク情報システムは、情報システムの運用サービスや、情報機器のサプライ(販売、賃貸、保守)、情報システム開発を行う企業として、従来から顧客の情報に対して厳格な管理を実施するとともに、セキュリティ対策にも積極的に取り組んできました。中でも、顧客のデータを扱う企業のデータセンター運用などを受託する運用サービス事業や、情報機器のサプライ、廃棄を受託する基盤ソリューション事業は、より高いセキュリティ体制を確保することで、顧客からの信頼性を確保する必要があります。
今回、オーク情報システムでは、運用サービス事業と基盤ソリューション事業において、セキュリティ体制の信頼性を客観的に確保するために、世界的にも信頼性のある英国規格の「BS7799」および国内の認証制度である「ISMS適合性評価制度」の認証を同時に取得しました。これらの事業は、顧客との強い信頼関係の上に成り立っており、自社の情報資産のみならず顧客の情報資産についても認証取得の対象といたしました。
また、認証にあたっては、社員だけでなく、出向者や派遣社員、アルバイトを含む全ての従業員を対象としています。

オーク情報システムでは、国際的にも評価される高いセキュリティマネジメントを確保していることが、認証取得により客観的に確保されたことで、今後さらに信頼されるマネージメントを推進し、より高品質で安全性、信頼性の高い、サービスや製品を積極的に提案していきます。

なお、大林組でも、建設工事と情報システム構築を合わせて受注する機会が増加していることから、高い機密保持が要求される企業や官公庁、病院などからの要請に、オーク情報システムと連携して積極的対応していきます。

●BS7799認証取得概要
(1)認証範囲 データセンター運用および情報機器のサプライと廃棄に関する情報セキュリティマネージメントシステム
(2)取得認証規格 BS7799-Part2:2002
(3)登録証番号 IS82138
(4)登録日: 2004年2月10日
(5)審査登録機関 ビーエスアイジャパン株式会社
(6)認証機関 UKAS(United Kingdom Accreditation Service:英国認定機関)

●ISMS適合性評価制度 認証取得概要
(1)認証範囲 データセンター運用および情報機器のサプライと廃棄に関する情報セキュリティマネージメントシステム
(2)取得認証規格 ISMS認証基準(Ver.2.0)
(3)登録証番号 IJ00683
(4)登録日: 2004年2月10日
(5)審査登録機関 ビーエスアイジャパン株式会社
(6)認証機関 JIPDEC(財団法人 日本情報処理開発協会)

※「BS7799」とは、英国規格協会(BSI)が制定した規格で、組織の情報セキュリティマネジメントなどを評価する。
「ISMS適合性評価制度」は、日本情報処理開発協会が運用している情報セキュリティーの評価制度。

以上

■この件に関するお問い合わせ先
大林組 東京本社 広報室企画課
東京都港区港南2-15-2  品川インターシティB棟
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