PFI事業 熊本大学の医学研究センター施設整備事業が着工

プレスリリース

大林組は、(株)ファビルス(本社:福岡市博多区、社長:野田武太郎)及びダイダン(株)(本社:大阪市西区、社長:安藤壽一)と共同で出資した特別目的会社(SPC)「PFI熊大発生医学センター(株)(本社:福岡県福岡市、社長:小栁郁夫)」を通じて「熊本大学(本荘)発生医学研究センター施設整備事業」に取り組んで参りました。この程、同事業が着工の運びとなり、平成16年4月5日、熊本県熊本市本荘2丁目の熊本大学本荘団地中地区構内において、大学関係者、PFI事業関係者の列席のもと、工事安全祈願祭が実施されました。

熊本大学の発生医学研究センターは、分子遺伝学・分子生物学・細胞生物学などを基盤として、発生学的視点から生命科学と医学の統合的研究を推進するために、平成12年4月に設置されました。当事業は、施設の設計・建設と、施設引渡後13年間の維持管理業務をBTO方式のPFI事業として、民間事業者が一貫した体制で行うことで、施設の利便性や機能性を高め、研究環境を向上することを目的として実施するものです。
大林組、(株)ファビルス、ダイダン(株)、(株)東畑建築事務所(本社:大阪市中央区、社長:真塚達夫)及び(株)テクノ工営(本社:東京都新宿区、社長:五十嵐啓)の5社からなる企業グループが、昨年8月8日に落札者となり、同月22日に大学と落札者との基本協定を締結、10月25日に大学と事業主体となる特別目的会社「PFI熊大発生医学センター(株)」と事業契約を締結し、その後、既存施設の解体工事を終了し、今般の工事着工の運びとなりました。
今後、平成17年6月10日の竣工に向けて、(株)東畑建築事務所、及び(株)テクノ工営の設計監理のもと、大林組、及びダイダン(株)による施工が本格化します。また、大学の引越し期間を挟んだ平成17年6月末の引渡後、平成30年3月までの13年間にわたり、(株)ファビルスが大学施設の維持管理業務を行います。

大林組は、優先交渉権者に選定されたものを含め、すでに16件のPFI事業を代表者として受注しています。これまでに蓄積したPFIのノウハウを駆使し、今後も優良な施設の整備と運営を行っていきます。

施設の概要は次のとおりです。

1.設計者   東畑建築事務所(建築)、テクノ工営(設備)

2.施設整備データ
〔敷地面積〕 25,091.00m²
〔建築面積〕 930.01m²
〔構造・規模〕鉄骨鉄筋コンクリート造・地上9階
〔延床面積〕 5,831.37m²
〔高  さ〕 41.20m

3.スケジュール
平成16年4月1日   着工
平成17年6月10日  竣工
平成17年6月30日  大学への施設引渡
平成17年7月1日~平成30年3月31日  維持管理期間(13年)

以上

■この件に関するお問い合わせ先
大林組 東京本社 広報室 企画・報道・IRグループ
東京都港区港南2-15-2  品川インターシティB棟
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