大林組は、米国で鉄道工事と下水道工事を相次いで受注しました。いずれも数百億円規模の大型の公共工事で、受注金額の総額は、約900億円(当社分 約440億円)となります。 日本では、公共投資が減少傾向にありますが、米国では一定量の公共工事が継続して発注されています。2003年度の米国建設投資は約9,400億ドル(約103兆円)で、うち公共工事は、約2,300億ドル(約25兆円)に上り、今後も安定的に工事の発注が続くものと期待されています。大林組は1979年にサンフランシスコでトンネル工事を受注・施工して以来、これまで数多くのプロジェクトを手掛けています。現在もミネアポリス地下鉄及び空港駅建設工事、ゴールデンゲートブリッジ耐震補強工事をはじめとして計16件の工事を施工中であり、これまでの実績やノウハウが今回の受注につながりました。 【工事概要】 (1)ロサンゼルス・ゴールドライン工事 施工場所:米国 カルフォルニア ロサンゼルス市 発 注 者:ロサンゼルス市 都市交通局 契約金額:600百万ドル(約660億円) 施 工 者:他社と共同施工(当社持分35%) 契約工期:55ヶ月 内 容: ロサンゼルスのダウンタウンに位置するユニオン駅から東に、地下鉄ゴールドラインを約9.5kmに渡って設計・施工により新設する工事で、2009年の開業を目指す。全線は、2.9kmのシールドトンネル(上下線2本)、と6.6kmの地上部で構成され、地下駅2箇所と地上駅6箇所の施工を含む。 (2)アトランタ西部地区洪水調整兼下水トンネル 施工場所:米国 アトランタ市 発 注 者:アトランタ市 契約金額:210百万ドル(約231億円) 施 工 者:他社と共同施工(当社持分90%) 契約工期:45ヶ月 内 容: 洪水の際に、雨水貯水池機能を持つ下水トンネルの建設工事。2本のトンネル(径8.2m、総延長13.5km)と、大型ポンプステーションを建設する。 大林組は今後、海外土木工事の拡大を目指しており、組織の充実、営業体制の強化に取り組んでおります。こうした活動の成果が今後現れてくるものと期待しています。 大林組の海外土木工事の受注額は、これまで、年350億円程度で推移してきましたが、平成19年度までには、700億円以上の受注を目指すこととしています。今後も米国をはじめ、海外工事に積極的にチャレンジしていきます。 以上
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米国で2件の大型公共工事を相次いで受注
2件の受注総額は9百億円
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プレスリリース