大林組は、(株)宮本工業所(本社:富山県富山市、社長:宮本岳司朗)、東京ビジネスサービス(株)(本社:東京都新宿区、社長:野島信明)、(株)日建設計(本社:東京都千代田区、社長:中村光男)及び(株)五輪(本社:富山県富山市、社長:宮本幸司朗)の5社で共同出資した特別目的会社(SPC)「PFI越谷広域斎場(株)(本社:埼玉県さいたま市、社長:小栁郁夫)」を通して「仮称越谷広域斎場施設整備等事業」に取り組んで参りました。この程、同事業が着工の運びとなり、平成16年6月15日、埼玉県越谷市大字増林地内の事業計画地において、越谷市長をはじめとする関係者列席のもと、工事安全祈願祭を執り行いました。 本事業は、既存の越谷市斎場と吉川市火葬場が老朽・狭隘化したことや、今後の高齢化社会に向け、施設利用者の増加が予測されることから、越谷市・吉川市・松伏町の2市1町が、太落古利根川(オオオトシフルトネガワ)右岸の越谷市大字増林地内に、火葬炉14基、動物炉1基及び式場4室を備えた総合斎場を整備するものです。事業方式としては、会葬者に対する斎場利用サービスの質の向上を図るとともに、財政支出の削減・効率化を図ることを目的とし、民間事業者が施設の設計・建設と施設引渡し後20年間の運営維持管理業務を一貫した体制で行うBTO(Build・Transfer・Operate)方式としています。 当社を含む5社の企業グループは、昨年8月13日に優先交渉権者に選定され、同年10月にSPCを設立、11月17日に特定事業仮契約を締結し、12月16日に越谷市議会の議決を経て本契約となり、その後、実施設計作業と事業計画地の準備工事が終了したことを受け、今般本体工事に着手することとなりました。 今後、平成17年6月30日の竣工引渡しに向けて、日建設計・大林組設計共同体の設計で、(株)日建設計の工事監理のもと、大林組の建設工事、及び(株)宮本工業所による火葬炉設備の施工が本格化します。また、施設引渡日の翌日より運営維持管理業務が開始され、1か月の開場準備期間を経て、平成17年8月1日にPFI事業として全国に先がけて斎場施設が開場します。 斎場施設の運営維持管理業務は、斎場の運営受託で豊富な実績を有する(株)五輪((株)宮本工業所子会社)が統括管理と火葬業務等の運営を行い、東京ビジネスサービス(株)が施設の維持管理業務と売店等の運営業務を担当します。施設修繕業務については、(株)大林組と(株)宮本工業所が施工範囲に応じ受け持ちます。 大林組をはじめとするグループ5社は、これまで蓄積した斎場施設の整備、及び運営維持管理業務のノウハウを結集するとともに、PFI事業として、越谷市を中心とした2市1町とのパートナーシップを構築し、会葬者の視点に立った新たな斎場の実現を目指します。
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■この件に関するお問い合わせ先 大林組 東京本社 広報室 企画・報道・IRグループ 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟 お問い合わせフォーム |
全国初の斎場PFI開業に向けて仮称越谷広域斎場整備等事業が着工
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