大林組の環境技術が第一回エコプロダクツ大賞を受賞

ノンフロン型リサイクル吹付断熱材「セラミライトエコ」「セラミライトエコG」

プレスリリース

大林組が開発し実用化したノンフロン型リサイクル吹付断熱材「セラミライトエコ」「セラミライトエコG」が、エコプロダクツ大賞推進協議会が主催するエコプロダクツ大賞(※1)(国土交通大臣賞)を受賞し、12月9日に授賞式が行われました。

※1 エコプロダクツ大賞:
環境に配慮した製品など(エコプロダクツ)を表彰することで、それを提供する企業等の取り組みを支援するもので、国土交通省、財務省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、環境省の6省の後援を受けて、エコプロダクツ大賞推進協会(会長:近藤次郎(東京大学名誉教授))が実施する。「エコプロダクツ部門」と「エコサービス部門」で構成され、各部門において後援各省の大臣賞(大賞)が授与される。今回が第一回目の開催


このたびエコプロダクツ大賞に選ばれた「セラミライトエコ」「セラミライトエコG」は、環境に配慮したノンフロン型リサイクル断熱材です。セメントを結合材として、発泡スチロールの破砕片を現場で吹き付けるもので、一般的に使用されている発泡ポリウレタン断熱材などのプラスチック系断熱材に比べると、防火性能に優れ、「爆燃火災」を引き起こす危険性がありません。
(セラミライトエコ:準不燃材料認定申請中、セラミライトエコG:不燃材料認定申請中)

今回の受賞にあたっては、以下の特長が評価されました。
  1. ノンフロン

    従来の発泡ポリウレタン断熱材は、フロンガスによって発泡させる必要がありましたが、本材料は発泡スチロール破砕片を使用しているため発泡させる必要がなく、フロンガスを使用しません。


  2. リサイクル

    不要となった梱包用の発泡スチロールを工場で破砕したものをセメントと混ぜ合わせて使用しています。


  3. 高断熱性能

    断熱性能が高いため、建物の空調使用量を抑制でき、省エネに貢献します。

大林組は、更なる性能向上や施工性の改良を加え、この工法を積極的に提案していく予定です。今後も、環境に配慮した製品や工法を開発するとともに、それらを積極的に採用し、地球環境の保全に貢献していきます。

「セラミライトエコ」施工手順

「セラミライトエコ」施工

以上

■この件に関するお問い合わせ先
大林組 東京本社 広報室 企画・報道・IRグループ
東京都港区港南2-15-2  品川インターシティB棟
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