防衛庁初のPFI事業「立川公務員宿舎(仮称)整備等事業」の建設工事着工

プレスリリース

大林組は、同社が出資する特別目的会社(SPC)PFI立川住宅(株)(本社:東京都港区、社長:小栁郁夫)を通して「立川公務員宿舎(仮称)整備等事業」に取り組んで参りました。この程、本事業の建設工事が着工の運びとなり、平成17年3月3日、東京都立川市栄町一丁目の計画地において、工事安全祈願祭を執り行いました。

本事業は、建築後約40年を経過した老朽化の著しい公務員宿舎を防衛庁東京防衛施設局が整備するに当たり、民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用し、財政資金の効率的な使用を図ることを目的として、施設の設計・建設と引渡し後の施設管理業務を民間事業者が一貫して行うBTO(Build・Transfer・Operate)方式のPFI事業として実施するものです。
昨年2月に、大林組、(株)内藤建築事務所(本社:京都府京都市、社長:小島重喜)、セントラルコンサルタント(株)(本社:東京都大田区、社長:住吉幸彦)、東光電気工事(株)(本社:東京都千代田区、社長:馬田榮)、オーク設備工業(株)(本社:東京都千代田区、社長:桑山茂春)、及び(株)ハリマビステム(本社:神奈川県横浜市神奈川区、社長:鴻義久)の6社からなる企業グループが本事業を落札しました。同年3月に、東京防衛施設局と大林組による基本協定、東京防衛施設局とPFI立川住宅(株)による事業契約を締結しました。その後、大林組・(株)内藤建築事務所・セントラルコンサルタント(株)の共同企業体による設計作業が完了したことを受け、今般の工事着手の運びとなりました。

今後、竣工引渡しに向けて、(株)内藤建築事務所・セントラルコンサルタント(株)の共同企業体による工事監理のもと、大林組・東光電気工事(株)・オーク設備工業(株)の共同企業体による建設工事が本格化します。施設引渡し後は、(株)ハリマビステム及び同社からの委託先である(株)オークビルサービス(本社:東京都新宿区、社長:中村直靖)が同住宅の管理業務を、また国有財産使用許可に基づき施設の一部にて(株)セラム(本社:愛知県名古屋市北区、社長:玉置正樹)が附帯事業としてデイサービス事業を行います。

大林組は、これまでに19件のPFI事業を受注(うち18件は代表企業として受注)しています。これまでに蓄積したPFIのノウハウを駆使し、今後も優良な施設の整備と管理を行っていきます。

1 事業概要
(1)事業名称:立川公務員宿舎(仮称)整備等事業
(2)事業内容:公務員宿舎の設計、建設、維持管理及び附帯事業 (デイサービス)
(3)事業スケジュール(予定)
第1期 設計・建設期間  :平成16年3月~平成17年10月
〃  運営・維持管理期間:平成17年11月~平成25年3月
第2期 設計・建設期間  :平成17年12月~平成19年2月
〃  運営・維持管理期間:平成19年3月~平成25年3月

2 施設概要
(1)計画地 :東京都立川市栄町一丁目
(2)建築面積:4,863.22m²
(3)延床面積:24,877.58m²
(4)構  造:直接基礎 鉄筋コンクリート造
(5)規  模:地上7階建 (一部地上6階、地上5階、地上1階建)
(6)施設内容:公務員宿舎383戸

以上

■この件に関するお問い合わせ先
大林組 東京本社 広報室 企画・報道・IRグループ
東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟
お問い合わせフォーム