「大林組のグリーン調達」が第8回グリーン購入大賞を受賞

プレスリリース

大林組は、このたび、第8回グリーン購入大賞を受賞し、2月24日に経団連会館で表彰式が行われました。

「グリーン購入大賞」は、グリーン購入の実践について一層の取り組みを奨励するとともに、事例を広く社会に広めてグリーン購入を普及させることを目的に、環境省や経済産業省などの後援を受けて、グリーン購入ネットワーク(GPN)が主催するものです。平成10年の創設から毎年開催されており、第8回目となる今回は、グリーン購入を推進することはもちろん、その取り組みを通じて「地球温暖化防止」や「3R(リデュース・リユース・リサイクル)の促進」に貢献していることも重視されました。取り組みの継続性や発展性、独自性などの観点から、組織内における活動に加えて、組織外への普及活動も評価の対象になっています。

大林組が取り組み、評価されたグリーン調達活動は次のとおりです。
  1. 的確な実績把握により取り組みを充実

    大林組では、「大林組環境方針」および「環境目的・目標」にグリーン調達の項目を掲げて、環境マネジメントシステムを運用し全ての部署が日常業務の中で取り組みを推進しています。
    例えば、事務用品の電子購買システムを全ての本支店・営業所および現場事務所で導入し、環境配慮商品の効率的な購入、購入実績の的確な把握を行っています。また、当社では、作業服、防寒着、オフィスウェアに、ペットボトルを再生した繊維を100%使用しています。さらに、現在、事務用品と建設資機材等の基準を統合した「グリーン調達ガイドライン」(2003年に策定)に基づいて、計画的なグリーン調達の推進や的確な実績の把握を行い、活動のレベルアップを図っています。


  2. 設計、施工段階から環境配慮を徹底

    顧客・設計事務所からの求められる性能や仕様によっては、環境に配慮した物品の調達が困難な場合もあります。しかし当社では、現在、70以上の資機材をグリーン品目として指定しており、2004年度には、建設資機材購入額の19%にあたる800億円をグリーン調達いたしました。
    また、建築工事の計画段階から、エコマテリアルの採用や省資源・省エネルギー設計などの環境配慮提案を顧客に対して行い、地球温暖化の防止などの環境負荷低減に積極的に取り組んでいます。


  3. 協力業者と一体となった取り組みを推進

    建設事業では多様な専門工事業者が工事に関わることから、協力会社等と連携し、協力しながら「ゼロエミッション活動」を推進しています。2005年度からはすべての建設現場においてこの活動を展開し、3Rの促進に貢献しています。また、建設資機材の運搬に伴う二酸化炭素排出量を削減するために、1999年度より運搬事業者を対象とする「省燃費運転研修会」を実施し、2005年10月までの延べ研修受講者数は900人を越えています。


  4. 建設業界への取り組みの普及

    大林組では、環境への取り組みをグループ会社や協力会社に浸透させるとともに、建設業界全体においてグリーン調達や環境配慮型製品・技術の開発を広める活動にも力を入れています。
    一方で、省燃費運転のノウハウの公開、他業界の企業との環境技術や製品の共同開発など、建設事業における環境負荷低減に向け、広範囲な活動を展開しています。

大林組では、今後も引き続き、グリーン調達を通じて地球温暖化防止や3Rを推進し、循環型社会の形成に貢献していきます。

第8回グリーン購入大賞

以上

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大林組 東京本社 広報室 企画・報道・IRグループ
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