大阪府警察寝屋川待機宿舎建替整備等事業が第一期宿舎工事着手

プレスリリース

大林組は、同社が出資する特別目的会社(SPC)PFI寝屋川宿舎(株)(本社:大阪市中央区、社長:井谷守)を通して「大阪府警察寝屋川待機宿舎建替整備等事業」に取り組んで参りましたが、このほど第一期宿舎工事着手の運びとなりました。
本事業は、大阪府警察が民間の資金、経営能力及び技術能力を活用し、効率的かつ効果的な建替整備等を行うことを目的に、施設の設計・建設と引渡し後の施設管理業務を民間事業者が一貫して行うBTO(Build・Transfer・Operate)方式のPFI事業により実施されるものです。
鉄骨コンクリート造の共同住宅3棟(世帯用宿舎615戸、単身寮130室)のうち、第一期宿舎工事では2棟(世帯用宿舎214戸、単身寮130室)を整備します。
今後、平成20年3月31日の竣工引渡しに向けて、(株)類設計室(大阪本社:大阪市淀川区、社長:岡田淳三郎)の工事監理のもと、(株)大林組による設計・施工が本格化します。施設引渡し後は、平成50年3月31日までの30年間、(株)合人社計画研究所(本社:広島市中区、社長:福井滋)、大林ファシリティーズ(株)(本社:東京都千代田区、社長:堀部範廣)及び(株)大林組が維持管理業務を行います。
SPCは、平成17年8月31日に東京海上フィナンシャルソリューションズ証券会社東京支店をリード・アレンジャーとする7金融機関からなる融資団とシンジケーションローン契約を締結し、プロジェクトファイナンスによる効率的かつ安定した資金調達を実現しています。
大林組は、これまでに26件のPFI事業を受注していますが、そのうち公務員宿舎の整備事業は寝屋川待機宿舎を含め5件に上ります。寝屋川待機宿舎においては、集約型住棟とすることで開放的な住環境と界隈性のある居住空間を創出するとともに、周辺への負荷低減にも配慮しています。住戸計画においても、間口を7,500mmと広くとり、主採光面に3居室を配置した合理的で可変性をもつ計画が高く評価されました。

施設の概要は次のとおりです。

1.建築概要
■全体
[敷地面積] 約32,500m²
[建築面積]  約6,000m²
[延床面積] 約52,500m²
[構造・規模] 1期世帯棟:鉄筋コンクリート造 地上14階
       1期単身棟:鉄筋コンクリート造 地上12階
       2期世帯棟:鉄筋コンクリート造 地上15階

2.スケジュール
 平成18年9月 6日 第一期宿舎建設工事 着工
 平成20年3月31日 第一期宿舎竣工、引渡し
 平成20年3月31日~平成50年3月31日 維持管理

3.スキーム図 4.パース
以上

■この件に関するお問い合わせ先
大林組 東京本社 広報室 企画・報道・IRグループ
東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟
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