作業員の技能向上のため「玉掛技能向上教育」を実施

プレスリリース

pointer 作業員の技能向上のため「玉掛技能向上教育」を実施
  大林組と大林組協力会社災害防止協会(災防協/塩月勇司会長)は共同で、作業員の技能向上を目的とした「玉掛技能向上教育」を実施しています。当社の工事現場の第一線で活躍している玉掛者を対象に、現在は東京機械工場(埼玉県川越市)と大阪機械工場(大阪府枚方市)で毎月2回ずつ実施しており、今後は、まず九州・広島・名古屋の各地区に広げ、順次、それ以外の地区でも開催していく予定です。

工事現場で資機材を吊り上げる際、吊荷をワイヤー等で固定する作業を玉掛作業といいます。玉掛作業を行うには労働安全衛生法(安衛法)第61条で定められた玉掛技能講習を修了しなければなりません。「玉掛技能向上教育」は、玉掛技能講習を修了し概ね5年を経過した作業員の再教育を目的に実施しているもので、本年5月から実施しています。現在、すでに17回開催し、受講者数は延べ201名にのぼっています。1回あたりの受講者を12~15名程度の少人数制とし、カリキュラムは午前が学科教育、午後は実技教育が中心となります。
学科教育では、玉掛作業に関連する災害事例の説明、吊り角度や作業半径による荷重変化などについて映像を用いて勉強するほか、安全に関する全般的な知識を深めるため、災害防止活動の進め方を復習しています。実技教育では、4~5名ずつ3班に分れ、玉掛用具の点検、吊り荷重量の目測、玉掛作業の実技を行うほか、クレーン運転席への体験乗車を行い、オペレータの目線で死角になりやすい位置やわかりやすい合図の方法などを確認しています。中でも玉掛けの実技は、現場で通常使用する材料や重心の取りにくいものなど6種類の吊り荷を用い、各班の受講者が、玉掛作業責任者、玉掛者、合図者という役割に分かれ、その役割を交代しながら各作業の手順を確認します。実技教育の指導には災防協本部から派遣された講師のほか、技能検定とび作業1級の資格を持つ協力会社のベテラン鳶工があたっています。
修了者には、災防協が発行する修了証とヘルメットに貼るシールが交付されます。今後、修了者が現場での玉掛作業の指導的役割を担うとともに、安全管理のリーダーとして活躍されることを期待しています。

教育後のアンケートでは、多くの受講者から「少人数制なのでよく身についた」「玉掛作業の基本を改めて確認することができた」「今日教わったことを今後の作業に役立てたい」といった感想がある一方で、「実技の時間を増やして欲しい」などの要望も寄せられており、今後の講習プログラムの作成に役立てたいと考えています。
また、玉掛け以外の資格についても作業員の技能の維持・向上が必要であることから、今後はそれらの作業についても資格取得後の継続的な再教育の実施を検討していきます。

以上
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大林組 東京本社 広報室 企画・報道・IRグループ
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