BCPに沿った震災対策訓練を実施

就業時間外に発生した首都直下型地震を想定

プレスリリース

大林組は、東京湾北部を震源とする震度6強の地震が3月1日早朝に発生したことを想定し、東京本社役職員および協力会社が参加して震災対策訓練を行いました。

当社は、震災訓練の年間スケジュールを作成して毎月いずれかの店で震災訓練を行っています。今回、東京本社で行われた訓練では、地震発生時間を就業時間外である午前6時30分に設定しました。当社が策定したBCPでは目標復旧時間を設定しており、震災後30分以内に震災対策本部を立ち上げることになっています。今回の訓練では、初動対応体制および初動対応要員の確保状況を検証・点検するなど、震災時の初動対応を重点的に訓練しました。

主な訓練内容としては、品川本社など震災対策本部が設置された場所から自宅が10q圏内の従業員約200人に対して、実際に徒歩で通勤する訓練を行いました。目標復旧時間どおり30分以内に復旧した震災対策本部では参加者から、「自分で想定していた時間より余分に時間がかからなかった」「普段、体を鍛えているつもりだったが、思いのほか疲れた。実際に地震が起きたら道路状況は今日ほどよくないので、もっと大変な道のりになる」と言った感想が聞かれ、震災対策に対する意識が大きく向上しました。
被災状況の収集訓練としては、品川本社付近の主要幹線道路を巡回パトロールした結果や、顧客の自宅(仮想設定)へ訪問して被害状況を聞取り調査した結果を、携帯メールにて震災対策本部へ連絡しました。

訓練に際して震災対策本部長を務めた原義孝副社長は「震災時において当社が求められている「社会的責任」を果たしていくことが、当社の信頼を高めることに直結しており、そういう意味においても、防災対策への取り組みは、企業経営の最重要課題の一つとして認識しなければなりません」と話し、震災対策訓練の重要性を訴えました。

大林組では、今後も震災訓練により自社のBCPの点検および是正を適宜行うとともに、社会全体の早期復旧を当社の使命と認識して社会に貢献していきます。

震災対策本部全体会議 実施状況

以上

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大林組 東京本社 広報室 企画・報道・IRグループ
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