大林組は、都市部での再開発用地や工場跡地など、今後土壌浄化ニーズが増加する狭い敷地や小規模な汚染土壌向けに、浄化期間が短く、安価で環境に優しい「アールキュービックMINI土壌洗浄システム」を開発し、実用化しました。 土壌浄化の方法は、場外搬出処分が一般的に最も多く採用されていますが、処分コストが高く、掘削した汚染土の運搬車輌による周辺環境への悪影響などの問題が生じています。大林組では、鉛など重金属(※1)で汚染された土壌を場外に搬出せず、現地に洗浄設備を設置して、汚染土を振るい分けして洗浄する「アールキュービック土壌洗浄システム」を開発し、これまで多くの実績をあげてきました。しかしながら、浄化設備の設置スペースの確保など、規模や工期の制約により、大規模な再開発案件などに限られていました。 今回開発した「アールキュービックMINI土壌洗浄システム」は、従来の浄化システムを小型・ユニット化することにより、狭い敷地や小規模な汚染土壌への対応を可能にしました。 工場跡地の狭い敷地にマンションを建てるなど、処理土量が5,000m³の小規模な場合、従来システムでは、設備の組立・解体に60日必要でしたが、新システムでは10日しか必要としないため、浄化期間を40%短縮し、浄化コストでは20%の削減が図れます。また、従来システムと同様に、洗浄土壌のリサイクル(再資源化)、洗浄水・すすぎ水のリユース(再利用)、場外処分する汚染土壌のレデュース(発生抑制)など環境に優れた高い機能を保有しています。 以上
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浄化期間を短縮し、安価で環境に優しい小型土壌洗浄システム「アールキュービックMINI土壌洗浄システム」を開発、実用化
狭い敷地や小規模な汚染土壌に対応、浄化期間40%短縮、浄化コスト20%削減
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プレスリリース