技術研究所施設を整備

顧客ニーズにいち早く応える技術の開発を進めるために

プレスリリース

大林組では、中期経営計画'08に掲げる「技術を核として利益成長企業へ」を確実に実現していくため、種々の施策を講じています。
今回、技術開発の最重要拠点としての技術研究所(東京都清瀬市)を整備して、顧客や社会のニーズに合致した技術開発を迅速かつ強力に推進することとしました。

大林組が考える、技術の研究所に求められるもの、それは
「技術の革新」、「技術の実証」、そして「技術のプレゼンテーション」を実践する、開かれたフィールドです。
これを実現するため、研究員が一堂に会し、互いに交流、刺激し合うことのできるワークスペースとしての新しい本館「テクノステーション」を建設します。
また、時代とともに常に変化する顧客や社会のニーズに柔軟に対処するため、スケルトン・インフィル型の実験施設「オープンラボ」も併せて新設します。
なお、現在の本館は化学分析系実験施設へのコンバージョンを行い活用していきます。

・新しい本館の概要

1 構造

S造 地上3階 延床面積5,500m²

2 工期

平成21年10月~平成22年8月末(11ヶ月)

3 主な採用技術

  1. 安全安心施設を実現するために

    • 世界初のスーパーアクティブ制震システム(地震の揺れを打ち消す技術)

    • ICタグを利用した入退場管理などのセキュリティシステム

  2. 環境配慮施設を実現するために

    • 快適性と省エネルギーを両立させた建築・設備(空調・照明)計画

    • 自然エネルギー(太陽光や地中熱など)の積極的な利用

    • 二酸化炭素排出削減率55%(省エネルギー45%、再生可能エネルギー10%)

    • 研究施設として日本初のカーボンニュートラルの達成

      • 省エネルギーによる光熱費削減の一部(5%程度)で45%に相当するカーボンクレジットを購入

    • CASBEE評価Sクラスの取得

  3. 最先端の研究施設を実現するために

    • 研究員の交流や刺激を活性化する吹抜大空間のワークスペースなどにより知的生産性を向上

    • 打合せや休憩コーナー、野外テラスなど豊富な交流スペースの確保

大林組は、厳しい経済環境の中、技術を核として成長していきます。今回整備する技術研究所を中核施設として、顧客ニーズに合致する技術の開発を行い、社会に貢献し続けていきます。

技術研究所整備の概要 [PDF722KB]

技術研究所施設の整備計画

技術研究所施設の整備計画

テクノステーション(新本館)

テクノステーション(新本館)


以上

■この件に関するお問い合わせ先
大林組 東京本社 広報室 メディア広報課
東京都港区港南2-15-2  品川インターシティB棟
お問い合わせフォーム