清瀬市の自然保護団体とキンランの観察会を実施

技術研究所の雑木林で貴重種を育んでいます

サステナビリティ

大林組は、技術研究所(東京都清瀬市)の敷地内に約1.8ヘクタールの雑木林を保有しています。林内には国内絶滅危惧種のキンランやギンラン、ササバギンランなどが多数生育しており、1998(平成10)年から分布状況を調査するとともに、雑木林とキンランを保全するためのモニタリングや研究を続けてきました。

5月7日には、キンランの開花期に合わせて、清瀬市の自然保護団体「清瀬の自然を守る会」と観察会を実施しました。「清瀬の自然を守る会」は、東京都の保全地域に指定された里山をボランティアで管理し、カタクリの群落を見事に再生させるなど、地域の自然環境の保全に貢献してきた団体です。

観察会では、30名の参加者がキンランの花の香りを実感し、クチナシグサ(東京都絶滅危惧種)やギンランの新しい個体を発見する光景もあり、地域の自然が育まれていることを確認する貴重な機会となりました。

大林組は、今後も地域の皆さんと連携しながら雑木林やキンランの保全に努めるとともに、長期のモニタリングで培った植物の保全技術を工事現場などで活用し、生物多様性の保全に貢献してまいります。

大林組  自然保護団体とキンランの観察会を実施

大林組技術研究所の敷地内に生育するキンラン(国内絶滅危惧種)

大林組  自然保護団体とキンランの観察会を実施

大林組の研究員がガイド役を務め、雑木林に広がる豊かな自然を観察しました