盲導犬をめざして、オーラとナッシュが路上試験

島根あさひ盲導犬パピープロジェクトの1期生

サステナビリティ

大林組がPFI事業として整備・運営に携わっている刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」では、昨年4月から、財団法人日本盲導犬協会ならびに法務省矯正局と協働で、受刑者が盲導犬候補の子犬を育てる「島根あさひ盲導犬パピープロジェクト」に取り組んでいます。受刑者が地域ボランティアとともに子犬を飼育することで、役に立つ喜びや達成する喜びを感じ、社会復帰につなげることを目的としています。

6月11日、島根あさひ社会復帰促進センターでの飼育期間を修了した3頭のうち、神奈川訓練センターで訓練を受けている「オーラ」と「ナッシュ」が、盲導犬になるための一次評価試験に臨みました。

オーラとナッシュは、アイマスクを着けた盲導犬訓練士とともに横浜市内の約1㎞コースを歩き、曲がり角や交差点でも迷うことなく適切に導いていました。

訓練士は、「2頭とも愛情を受けて育っていて、人と一緒に歩くことを楽しんでいました。また、待機することが得意なので、この長所を伸ばしてあげたい」と語っていました。

大林組は、今後も盲導犬パピープロジェクトを通じて受刑者の社会復帰を促進するとともに、盲導犬育成事業に寄与し、より良い社会のために貢献してまいります。

島根あさひ盲導犬パピープロジェクト

試験に臨むオーラ。約10ヵ月にわたり育てた島根あさひ盲導犬パピープロジェクト関係者の期待に応えるように、市街地でもしっかりと訓練士を誘導していました