国土技術開発賞に東京スカイツリー®の足元を支える技術が入賞

節付き杭技術「ナックル・ウォールおよびナックル・パイル」

サステナビリティ

国土技術研究センターが主催する第12回国土技術開発賞において、大林組が開発した「ナックル・ウォールおよびナックル・パイル」が入賞しました。

国土技術開発賞は、国と社会が要請する新しい技術を効果的に開発するとともに、その普及を推進するため、建設産業における優れた新技術やその開発に貢献した技術開発者を表彰するものです。

ナックル・ウォールとナックル・パイルは、コンクリート杭に節部を設けることで杭支持力を高める技術です。通常、地震などで大きな揺れが生じた場合、基礎部分には引き抜き力や押し込み力が加わりますが、節によって杭が地盤に固定されるので、従来工法の杭よりも長さを短くできることが特長です。建物のさらなる高層化・重量化に対応できる優れた性能や、環境負荷を低減できる点などが評価され、今回の受賞となりました。

大林組は、今後も社会のニーズに応える新技術を開発し、より豊かな暮らしの実現に貢献してまいります。


大林組 節付き杭技術「ナックル・ウォールおよびナックル・パイル工法」

左:ナックル・パイル(節付き丸杭)
右:ナックル・ウォール(節付き壁杭)

大林組 節付き杭技術「ナックル・ウォールおよびナックル・パイル工法」

ナックル・ウォール工法は、高さ634mの東京スカイツリーの足元を支えています

【国土技術開発賞 概要】
主催: 財団法人国土技術研究センター、財団法人沿岸技術研究センター
後援: 国土交通省
対象: 住宅・社会資本もしくは国土管理に係わる、計画・設計手法、施工方法、維持管理手法、材料・製品、機械、伝統技術の応用などの広範にわたる技術で、近年に開発し、かつ実用に供された新技術