中長期環境ビジョン「Obayashi Green Vision 2050」を策定

2050年までにCO2排出量80%削減をめざします

プレスリリース

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:白石達)は、中長期環境ビジョン「Obayashi Green Vision 2050」を策定しました。大林組では、基本理念に「持続可能な社会の実現に貢献」を掲げており、その達成に向けて、今後の事業活動でめざす方向性をまとめたものです。策定にあたっては、「2050年のあるべき社会像」を描いたうえで、具体的なアクションプランや数値目標を定めました。
今後は、社員一人ひとりがビジョンを自らの業務に反映させるとともに、その達成に向けて、全社が一丸となって事業活動を推進していきます。


Obayashi Green Vision 2050の概要

大林組が描く「2050年のあるべき社会像」

  1. 気候変動に影響を及ぼさない水準で、温室効果ガス濃度を安定させる「低炭素社会」

  2. 新たに採取する資源を最小限とし、究極の循環システムを構築する「循環社会」

  3. 生物多様性が適切に保たれ、自然の恵みを将来にわたって享受できる「自然共生社会」

2020年までのアクションプランを設定

2020年までの取り組みとして、「2050年のあるべき社会像」を踏まえたアクションプランを設定しました。3つの社会像(低炭素社会、循環社会、自然共生社会)について、それぞれを3つの事業分野(建物・都市建設、インフラ建設、サービス提供)に分類し、具体的な取り組み内容を定めています

【主要項目】

  1. 自動化やICTの活用による低炭素型の施工

  2. 環境配慮型開発事業への参加(スマートシティ)

  3. より高度な省エネルギー提案(ZEB)

  4. 再生可能エネルギー発電事業への参加(バイオガス、メガソーラー、風力)

  5. 資源循環事業への参加(再生骨材コンクリート、アスベスト無害化)

低炭素社会の実現に向け、数値目標を設定

喫緊の対応課題である「低炭素社会の実現」については、アクションプランの推進により、CO2排出量の削減に取り組みます。達成すべき数値目標として、「2020年までに70%削減、2050年には80%削減(1990年比)」を掲げ、当面は重点的に活動を進めていきます。

(ご参考)
大林組技術研究所 「本館テクノステーション」では、アクションプランの主要項目であるZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル=一次エネルギー消費量が正味ゼロまたは概ねゼロとなる建築物)の実現に向け、省エネルギービル建設への取り組みを始めています。

大林組技術研究所 本館テクノステーション

自然エネルギーの利用や次世代設備の採用等により、CO2排出量を一般的な事務所ビルに比べて55%削減するなど、日本の研究施設としては初めて「カーボンニュートラル」を達成。また、CASBEEでSランクの認証を取得し、環境性能効率(BEE)は過去最高の7.6を獲得しています。

中長期環境ビジョン「Obayashi Green Vision 2050」

以上

この件に関するお問い合わせ先
大林組 CSR室広報部広報第一課
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