「スーパー職長制度」を発足

優良技能者の標準目標年収を600万円以上に設定し、若年建設技能者の入職・定着率を向上

プレスリリース

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:白石達)と、協力会社組織である林友会連合会は、このたびワーキンググループを設置して検討を重ねた結果、建設産業の魅力を高め、若年建設技能者の入職・定着率を向上させるための諸施策の一環として、平成23年度から「大林組認定基幹職長」(通称:スーパー職長)制度を発足させることとしました。

この制度は、建設技能者にとって身近な上司であり、建設現場において一定の責任を与えられる職長のうち、特に優秀な者を選定して建設技能者の目標となる理想的な職長像として認定するとともに、一定の収入の上積みを行うもので、150人程度を認定する予定です。

また、支給のもととなる「当社現場で勤務した日数」については、工事事務所で利用している「新日報システム」を用いて、電子的に承認された勤怠記録を集計する運用を予定しております。将来的には、複数の工事事務所で共通に使用できるICカードによる入退場管理を導入し、当管理とのリンクも検討しています。

なお、本制度は社団法人日本建設業団体連合会が平成21年4月に公表した「建設技能者の人材確保・育成に関する提言」において提唱されている優良技能者認定制度にも即した取り組みとなっています。加えまして、今回大林組が発足した制度により収入の上積みをする額は、当提言内で設定されている「標準目標年収600万円」を達成可能な水準としました。

本制度の詳細は以下のとおりです。

  1. 名称
    「大林組認定基幹職長」(通称:スーパー職長)

  2. 今後の日程
    職長のうち、基準を満たす者を「大林組認定基幹職長」に認定し、一定の収入の上積みを行う。
    (1)選定基準
     ・職長のうち、特に優秀な者で、かつ「登録基幹技能者」である者
     ・職長として、大林組の現場に一定期間従事していること
    (2)上積み額
     ・当社現場で勤務した日につき、熟練度によって日額3,000円又は2,000円(※1)を支給する。

    ※1 社団法人日本建設業団体連合会が平成21年4月に公表した「建設技能者の人材確保・育成に関する提言」の「提言1」で設定されている「標準目標年収」600万円を達成可能な水準。

大林組は、これからも事業に関わるすべての人々を大切にし、社会の基盤を支える建設産業の持続的発展を通じて社会に貢献してまいります。

スーパー職長制度

大林組認定ロゴ

以上

この件に関するお問い合わせ先
大林組 CSR室広報部広報第一課
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