技術研究所に咲くキンランの観察会を実施

地域の自然保護団体とともに生態系保全に取り組んでいます

サステナビリティ

大林組は、技術研究所(東京都清瀬市)の敷地内に、「生物多様性保全につながる企業のみどり100選」に認定された約1.8ヘクタールの雑木林を保有しています。林内には国内絶滅危惧種のキンランやギンラン、ササバギンランなどが多数生育しており、1998(平成10)年から分布状況を調査するとともに、雑木林とキンランを保全するためのモニタリングや研究を続けてきました。

雑木林では今年もキンランが美しい花を咲かせたことから、5月9日に、「清瀬の自然を守る会」や「清瀬・川づくりの会」とともにキンラン観察会を実施しました。清瀬市は武蔵野の面影が残る自然豊かな地域で、地元の皆さんは自然環境に高い関心を寄せています。今回は約120名の方が参加し、大林組の研究員の案内のもと、生育状況を熱心に観察していました。

大林組は、今後も地域の皆さんと連携しながら雑木林やキンランの保全に努めるとともに、長期のモニタリングで培った植物の保全技術を工事現場などで活用し、生物多様性の保全に貢献してまいります。

キンラン

技術研究所の雑木林でキンランが美しい花を咲かせるのは毎年5月上旬の10日間ほど。人工栽培は難しいので、開花を見られる貴重な機会です

キンラン観察会

大林組の研究員がキンランやギンラン、フタリシズカといった春の植物について説明するなど、地域の皆さんと交流を深めながら案内しました