マンション向け省エネ総合評価システム「エコナビ®(マンション版)」を開発

マンションの省エネ・CO2削減効果がすぐ見える

プレスリリース

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:白石達)は、マンションの基本計画の立案時において、最適な省エネ手法を提案する総合評価ソフト「エコナビ(マンション版)」を開発しました。


近年、省エネルギー法の改正により、マンションなどの集合住宅では、新築・増改築などの際、省エネ措置の報告が義務化されました。そのため、環境、特にCO2排出に配慮した魅力的なマンションを建設したいというデベロッパーのニーズが高まっています。

これらのニーズを満たすには、最小のコストで最大の省エネ・省CO2効果を実現できる手法を探索し、それらを最適に組み合わせる必要があります。

大林組は、1998年に新築建物を対象とした省エネビル総合評価システム「エコナビ 」を開発し、これまでの実績の中で、多くの省エネ・省CO2に関するノウハウを蓄積してきました。

今回開発した「エコナビ(マンション版)」は、従来型の「エコナビ 」のノウハウを引き継ぎ、太陽光発電、高効率給湯器、LED照明などマンション建設に関わる数多くの最新省エネ手法の費用対効果をシミュレーションすることで、コストに応じた最適な手法やその組み合わせを簡単に可視化できるシステムです。

「エコナビ(マンション版)」の特長は次のとおりです。

  1. CO2削減効果と経済性において、最適な省エネ手法の組み合わせの提案が可能

    マンションに適したさまざまな省エネ手法についてその組み合わせの効果と経済性との関係をExcel®で簡単に求められます。各種省エネ手法に関する効果推定式や原単位を豊富に用意しており、Excel®に入力するだけで、その費用対効果を簡単に求めることができます。


  2. 熱経済性ベクトル図により最小のコストで最大の効果が得られる手法を選択します

    各種省エネ手法を費用対効果順に組み合わせた熱経済性ベクトル図およびCO2ベクトル図を作成することにより、与えられた最小のコストで、最大のランニングコスト削減やCO2削減効果が得られる省エネ手法が選択できます。


  3. デベロッパーにとって計画の初期段階に省エネ手法の導入検討をしやすくします

    環境配慮についてマンションにも計画を求められることが多くなり、デベロッパーにとって計画の初期段階に省エネ手法やその組み合わせの効果と費用対効果を把握でき、ベクトル図による可視化により選択しやすいため、プロジェクトへの省エネ手法について迅速な導入検討が可能となります。

エコナビ(マンション版)シミュレーション事例

大林組は、今後、マンションデベロッパー向けに「エコナビ(マンション版)」を積極的に活用し、お客様のニーズに合わせながら、環境性能と経済性を両立させる最適な省エネ提案を行っていきます。

以上

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大林組 CSR室広報部広報第一課
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