工事騒音モニタリングシステム「音ジャッジ」を開発・実証

騒音を「見える化」することで、より確実な騒音監視を実現

プレスリリース

工事騒音モニタリングシステム「音ジャッジ」を開発・実証

騒音を「見える化」することで、より確実な騒音監視を実現

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:白石達)は、工事現場で発生するさまざまな騒音に対して、騒音源の突き止めを容易にし、騒音監視をより確実に行える工事騒音モニタリングシステム「音ジャッジ」を開発しました。

工事現場敷地内から発生する騒音の大きさは、騒音の規制規準や管理目標値を遵守する必要があります。しかし、従来から監視に用いられる騒音計では、騒音計に届くすべての音が計測されるため、騒音源がどこにあるか分からず即座に有効な対応が取れない、監視員の配置や超過時のライト点滅などを行っても、十分な対応ができないという課題がありました。

また、騒音源の方向判別には、複数の騒音計を設置して音波の到達時間差を用いる手法もありますが、重機のエンジン音などの低い音の判別には装置を大型化する必要があるなど、設置実現への制約がありました。

今回開発した工事騒音モニタリングシステム「音ジャッジ」は、日本大学羽入研究室開発のC-Cマイクを利用し、到来音の方向判定を可能にしました。これにより、従来方式と比較して、工事騒音の監視能力を大幅に高めることに成功しました。このたび、当社施工中の土木工事現場において検証実験を行ったところ、周辺への影響判別や、騒音源の確認に効果があることを確認しました。

「音ジャッジ」の主な特長は以下のとおりです。

  1. 周辺へ影響する工事騒音を確実に監視できます
    コンパクトな装置にもかかわらず、重機音を含む工事現場で発生するさまざまな騒音を監視し、到来音の方向と大きさをリアルタイムに判別します。これにより、敷地内から周辺へ影響する騒音を判別することができ、管理目標値を超過した際は直ちに重機オペレーターの無線タブレット端末に通報するなど、騒音源の確実な監視が可能です。
  2. 騒音源を「見える化」することで有効な管理が容易にできます
    計測音に加え、ビデオ映像上に到来音の方向と大きさを「見える化」した記録保存ができ、また、敷地内で発生した騒音グラフを、毎日工事担当者に自動でメール配信します。そのため、管理目標値を越えた時間帯と、騒音源を確認することができ、工事計画へ反映して騒音発生を予防するなど有効な管理が可能です。

大林組は、工事騒音を適切に管理するための対策技術として、工事騒音モニタリングシステム「音ジャッジ」を積極的に展開することで、周辺環境への配慮を向上させ、安全・安心な社会の実現に貢献していきます。

音ジャッジの概要

■工事騒音の管理の課題

工事現場の敷地内から発生する騒音の大きさは、騒音の規制規準や管理目標値を遵守する必要があります。

しかし、従来から監視に用いられる騒音計では、騒音計に届くすべての音が計測されるため、騒音源がどこにあるか分からず即座に有効な対応が取れない、監視員の配置や超過時のライト点滅などを行っても、十分な対応ができないという課題がありました。

工事騒音の管理の課題

 

■音ジャッジによる解決

1. 騒音の監視と通報

騒音の監視と通報

工事現場で発生するさまざまな騒音を監視し、到来音の方向と大きさをリアルタイムに判別します。

その後、敷地内から周辺へ影響する騒音だけを判別し、目標値を超過した際は直ちに重機オペレーターの無線タブレット端末に通報します。

2. 騒音源の突き止めと工事計画反映

工事担当者に自動メールで毎日配信

敷地内で発生した騒音の推定グラフを、工事担当者に自動メールで毎日配信します。

管理目標値を越えた時間帯と騒音源を確認し工事計画へ反映

  • 管理目標値を越えた時間帯と騒音源を確認し、工事計画へ反映するなど予防的な対応も可能です。
  • 計測音に加え、ビデオ映像上に到来音の方向と大きさを「見える化」した記録保存ができるため、騒音源の突き止めが容易です。

■到来音の方向判定技術

到来音の方向判定技術

 以上

 

この件に関するお問い合わせ先

大林組 CSR室広報部広報第一課
TEL 03-5769-1014
 

プレスリリースに記載している情報は、発表時のものです。