バックホウなどの建設機械を無人で運転する汎用遠隔操縦装置「サロゲート」を開発しました

建設機械の改造を必要とせず、着脱可能な装置で無人化施工を実現

プレスリリース

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:白石達)と大裕株式会社(本社:大阪府寝屋川市、社長:飯田浩二)は、バックホウなどの建設機械を無人で運転する汎用遠隔操縦装置「サロゲート」を共同開発しました。

バックホウの遠隔操縦による無人化施工

バックホウの遠隔操縦による無人化施工

近年、日本の各地で地震や台風、局地的な大雨などの自然災害が増加しています。災害復旧の初期段階は、危険な場所での作業が多く、二次災害のリスクが高いことから、建設機械の遠隔操縦などによる無人化施工が求められていますが、従来の遠隔操縦専用の建設機械は高額であり、また、台数が少ないため調達が難しいことが課題となっています。

今回共同開発したサロゲートは、一般的な建設機械に装着することで無人化施工を可能にする、低コストで汎用性の高い遠隔操縦装置です。本装置を装着したままで遠隔操縦と搭乗操縦を切り替えられるので、作業環境に応じて使い分け、災害復旧の現場などでの作業を迅速かつ柔軟に進めることが可能になります。

本装置の特長は以下のとおりです。

  1. 建設機械の改造が不要で、一般的な建設機械への着脱が可能

    運転席の操作レバーに装着したサロゲート

    運転席の操作レバーに装着したサロゲート

    サロゲートは一般的な建設機械を改造することなく容易に着脱することができます。運転席の横にある操作レバーなどに、本装置を装着するだけで遠隔操縦が可能になります。

    今回の開発では、メーカーを問わず操縦方式が統一されているバックホウを適用対象としており、装着に用いる取り付け金具を変更することで、さまざまなメーカー・機種への対応が可能です。

  2. 装着したままで容易に搭乗操縦への切り替えが可能

    操作レバーガイドステーに装着したピンの着脱(遠隔操縦と搭乗操縦の切り替え)

    操作レバーガイドステーに装着したピンの着脱(遠隔操縦と搭乗操縦の切り替え)

    他の着脱可能な遠隔操縦装置は、大型の装置が運転席を占有していましたが、サロゲートは小型で運転席の操作レバーに装着する構造であるため、本装置を装着したまま搭乗操縦が可能です。

    また、遠隔操縦、搭乗操縦の切り替えは、本装置の操作レバーガイドステーのピンを着脱するだけで対応できます。所要時間約3分の簡易な作業で切り替えられるため、危険な場所では遠隔操縦を選択し、比較的安全な場所では施工効率の高い搭乗操縦を行うなど、作業環境に応じて柔軟に対応することができます。

  3. 持ち運びや組み立てが容易

    本装置は、簡単に持ち運べるサイズのユニットに分割されており、組み立ても容易です。建設機械への装着は、ボルト締めおよび配線ケーブルの接続のみとなっており、特殊な工具や技能は不要です。動力には電気モーターおよび電動シリンダー方式を採用し、機構の簡素化・軽量化を図っています。

大林組は、本技術を用いて迅速な対応を求められる災害復旧作業での安全を確保し、二次災害の低減を図るとともに、今後、ICTを活用した無人化施工技術の開発をさらに推進し、労働者不足などの社会的要請に応えていきます。

以上

この件に関するお問い合わせ先
大林組 CSR室広報部広報第一課
TEL 03-5769-1014
 

プレスリリースに記載している情報は、発表時のものです。