洋上風力発電所の建設を目的としたSEPの建造を決定しました
大型の着床式洋上風力発電設備の設置に対応
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プレスリリース
株式会社大林組
東亜建設工業株式会社
株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)と東亜建設工業株式会社(本社:東京都新宿区、社長:秋山優樹)は、共同でSEP(Self Elevating Platform:自己昇降式作業台船)の建造を決定いたしました。
政府は第5次エネルギー基本計画において、再生可能エネルギーを確実な主力電源とすべく、布石としての取り組みを早期に進めるとしており、中でも風力発電は大規模開発によって経済性を確保できるエネルギー源と位置付けられています。しかしながら、大規模開発の適地とされる洋上での風力発電所の建設にあたっては、発電所の規模に適合する大型の着床式洋上風力発電設備(発電容量5.0MWクラス)を設置できるSEPが日本国内において不足していることに加え、既存の作業船を利用した場合、海象条件によっては工事を進めることができないなど、作業効率の低下が課題となっております。
そこで両社は、今後拡大が期待される国内の洋上風力発電所建設市場に対応するため、国内で初めて大型洋上風力発電所の建設を目的としたSEPの建造を決定いたしました。今回建造するSEPは、国内最大規模の積載重量とクレーン吊り上げ能力を有しており、大型の洋上風力発電設備を複数搭載しながら建設することが可能です。また、建造は国内の気象・海象条件を熟知したジャパンマリンユナイテッド株式会社が基本設計から建造までを一貫して行い、日本特有の建設条件に幅広く対応したSEPとなります。
今回建造するSEPの主な特長
- 発電容量9.5MWクラスまでの大型着床式洋上風力発電設備を導入する発電所の建設を可能とする国内初のSEPです。
- 国内最大の積載重量を有し、大型洋上風力発電設備を最大3台まで搭載可能なため、高い施工効率を実現します。
- 発電容量5.0~9.5MWクラスの着床式洋上風力発電設備の組み立てが可能な800t吊り大型クレーンを装備しています。さらに将来的な風車の大型化に対応するため、1000t吊り大型クレーンへの変更も可能で、10.0MW以上の発電設備にも対応できます。
- 船体を所定の位置に誘導するダイナミックポジショニングシステム(DPS)と操船ウインチを装備しているため、建設現場の条件に応じて最適な位置決め方法を選択のうえ建設することができます。
建造スケジュール
建造契約締結 | 2018年9月13日 |
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完成、引渡し | 2020年10月(予定) |
今後、大林組と東亜建設工業は、日本国内における洋上風力発電の導入拡大に貢献していきます。
以上
この件に関するお問い合わせ先
大林組 CSR室広報部広報第一課
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東亜建設工業 経営企画部広報室 TEL 03-6757-3821
プレスリリースに記載している情報は、発表時のものです。