大林組技術研究所が地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受賞しました

再生可能エネルギーを最大限利用したスマートエネルギーシステムの構築と運用

サステナビリティ

12月3日、イイノホール&カンファレンスセンター(東京都千代田区)で「平成30年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」の表彰式が開催され、「大林組技術研究所における 再生可能エネルギーを大量導入したスマートエネルギーシステムの構築と運用」が、対策技術先進導入部門で表彰されました。

環境省では、1998年度から毎年、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人または団体に対して、地球温暖化防止活動環境大臣表彰を行っています。表彰対象となるのは技術開発・製品化、国際貢献など5部門の功績で、貢献度、波及性、持続性を基準に選考されます。今年度は145件の応募の中から39件(個人4件、団体35件)の功績が表彰されました。

大林組技術研究所のスマートエネルギーシステムは、太陽光発電の最大限利用とエネルギー消費の見える化による環境負荷の低減、大型蓄電池を電圧源とする自立運転方式の導入などを実現しており、2015年のシステム稼働開始以降、継続的に運用されています。

今回の表彰では、3年間で累計1,145tのCO2排出量削減を実現している点、分散型電源を組み合わせたシステムの先駆的な構成とその運用によって低炭素社会の実現に持続的に貢献している点が評価されました。

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原田義昭環境大臣(左)から表彰状を授与される大林組技術者
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東京都清瀬市にある大林組技術研究所では、6棟の建物に太陽光発電設備を合計約820kW設置しています
大林組技術研究所スマートエネルギーシステムの概要
大林組技術研究所のスマートエネルギーシステムは、分散型大型電源(太陽光発電設備、マイクロコンバインド発電システム、大型蓄電池)をEMS(エネルギーマネジメントシステム)によって制御することで、再生可能エネルギーを最大限利用するとともに、ビッグデータなどを用いた電力需要の予測や太陽光発電電力の予測、リアルタイムでの電力需要の把握に基づき、変動する需給バランスを最適に調整するものです

大林組はこれからも、スマートエネルギーシステムの運用を通じて得られた技術・ノウハウをお客様に提供することで、CO2排出量の削減、地球温暖化の防止に貢献するとともに、サステナブルな社会の実現に努めてまいります。