香川・病院建設現場で女子小中学生が「けんせつ小町」を体験

サステナビリティ

女性技術者の案内で建設現場を見学する子どもたち
大林組の女性技術者から柱、梁などの説明を熱心に聞く子どもたち
      

大林組は、日本建設業連合会(日建連)が主催する「けんせつ小町(※1)活躍現場見学会」に毎年協力しています。この見学会は、将来のキャリア選定の一つとして「建設」という職業があることを幅広い層の女性に知ってもらうため、2015年から全国の女子小中学生を対象に夏休みの期間を利用して開催されています。

8月8日、大林組が香川県高松市内で工事を行っている高松赤十字病院新東館(仮称)の建設現場で、女性技術者が案内役になり現場見学会を開催しました。

この工事は、稼働中の病院が隣接する敷地内で、既存建物を解体し、新たにS(鉄骨)造・SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造の12階建て、地下1階の病院を建設するものです。免震構造の採用、給水・非常用発電燃料の整備など、完成すれば地域の災害時救急医療の中核となるもので、2020年4月の開院をめざしています。

参加した地元の女子小中学生や保護者など22人は、作業中のクレーンや、内装を施す前の壁や天井を見学後、建設の仕事を体験しました。現場の職員の指導により、鉄筋工事や左官工事、高所作業車試乗(高い所にあるパイプの長さを測る)などにチャレンジしました。

初めて手にする道具や材料に緊張しながらも、うまく完成できた時には喜びを満面に表していました。

鉄筋工事
鉄筋工事の体験では、特殊な道具を用いて、鉄筋を細い針金で結束
左官工事
モルタルをシャベルで型枠に入れ、コテでならす左官工事を体験。その後は工事現場にまつわるクイズに元気よく答えました

大林組は今後も、すべての社員が能力を発揮できる、働きやすい職場環境をめざすとともに、活き活きと働く姿を伝えることで、建設業をめざす子どもたちの夢の実現へとつなげる機会づくりに努めてまいります。

  • ※1 けんせつ小町
    日建連が制定した、建設業で活躍する女性の愛称