免震建物用ケーブルラック「ニュートラダー®」を開発

ケーブルラックが地震時の揺れに追従することで、ケーブルの損傷リスクを軽減します

プレスリリース

株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)は、地震時の揺れに追従して可動することで、電気や通信ケーブルの損傷リスクを軽減できる免震建物用ケーブルラック「ニュートラダー」を開発しました。免震建物に対応するケーブルラックは業界初の製品となります。

免震建物では建物と基礎の間に設ける免震層に電気・通信などのインフラケーブルが配線されます。免震建物は地震時に大きくゆっくりと動く構造であり、インフラケーブルが揺れに追従して動くためには、ケーブルが切断されないよう余長を持たせておく必要があります。しかし、放送局やデータセンターといった建物では、多量のケーブルが配線されることがあり、地震時には余長部分が大きく動くことにより、重なり合ったケーブルの自重による摩擦や、よれ、絡みが生じることで損傷するリスクがありました。また、多量かつ余長を持たせたケーブルを免震層に這わせておくためには大きなスペースが必要でした。

今回開発したニュートラダーは、ラック同士をピン接合することで、地震時の揺れに追従して可動する免震建物用ケーブルラックです。ケーブルをラック上に載せることで、地震時にはラックに支持された状態でケーブルも動くため、損傷、切断リスクを軽減することができ、メンテナンスも容易になります。また、ケーブルの揺れ幅も小さくなることから余長を持たせる必要がなくなり、ケーブル長を最適化して省スペースで配線が可能です。

ニュートラダー動作イメージ図

大林組技術研究所(東京都清瀬市)の3次元振動台においてニュートラダーの性能検証実験を実施し、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震などの大きな地震動に対しても安全に動作することを確認しました。

大林組技術研究所3次元振動実験でのニュートラダー設置状況

免震層での従来の施工例

大林組は、今後、特に免震建物を採用することが多いデータセンターや、放送局などの重要施設において、地震時でも電気・通信などのインフラを安心して継続利用できるようニュートラダーを積極的に提案していきます。

以上

この件に関するお問い合わせ先
大林組 コーポレート・コミュニケーション室 広報課
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