高校生約50人が建設業10工種を体験する「けんせつ職業体験フェスタ」を開催

サステナビリティ

大林組は、2024年3月12日に大林組林友会教育訓練校(八潮東ベースハウス/埼玉県八潮市)において、大林組林友会と協同で、高校生を対象とした建設技能体験会「けんせつ職業体験フェスタ」を開催しました。今回のイベントには、東京都立総合工科高等学校(東京都世田谷区)の2年生47人が参加し、建設業界への理解を深めました。

職業体験の一環として、講師役の建設技能者とコミュニケーションをとりながら同一VR空間内で足場を組み立てる高校生

イベント会場となった大林組林友会教育訓練校は、若手建設技能者の育成支援を目的として、大林組と大林組林友会が2014年に設立した教育訓練施設です。

今回のイベントは、建設業の魅力を発信して理解を深めてもらうことや、ひいては建設業界の未来の担い手確保につなげることを目的に開催したものです。限られた時間内でより多くの経験が得られるよう、大林組林友会に加盟する32社が集まり、10工種(※1)の技能が体験できるイベントとしました。

  • ※1 体験した10工種
    とび、鉄筋、型枠大工、左官、溶接、斫(はつり)・解体、軽鉄・ボード、塗装、シール、美装

高校生は、4~5人の班に分かれて各工種のブースを回り、大林組林友会加盟の建設技能者から直接教わりながら体を動かして技能を体験。初めて触る道具や、知らなかった工種に出会う表情には楽しさや真剣さがあふれていました。また、VR(仮想現実)を利用して、実施の難しい高所での足場組立体験も行いました。

  • 鉄筋を組み立て、鉄筋コンクリート構造物の骨組みをつくる体験(鉄筋)

  • コンクリートを流し込むための型枠を組み立てる体験(型枠大工)

  • 石こうやモルタルを使い、壁や天井の仕上げをする体験(左官)

  • 金属を熱で溶かすことで接合する体験(溶接)

  • 壁の表面に塗料を塗布する体験(塗装)

  • 接合部にシーリング材を充てんする体験(シール)

参加者の感想

  • 就職か進学かを迷っている中で、一日でたくさんの体験ができてとても良かった
  • 建設業は地味だと思っていたが、体験してみるととてもやりがいがある仕事だった
  • 日頃見ている壁や道路などが、技能者の作業によってつくられているということを知れて本当に良かった
  • 技能の方も優しく素晴らしい環境だと思った

当日の様子を動画でご覧いただけます

(動画再生時間:3分15秒)

大林組は、今後も建設業界のさらなる活性化に向けて引き続き現場環境の向上に努めるとともに、協力会社と一体となって建設業界の魅力を発信する活動を全国へ広げていきます。