ドイツ・ICONIC AWARDS 2024でJR長崎駅ビルが受賞

サステナビリティ

大林組が設計施工したJR長崎駅ビルが、「ICONIC AWARDS 2024」を受賞しました。

ICONIC AWARDSは、ドイツデザイン評議会が主催する国際的なデザイン賞で、建築を取り巻くすべてのデザインを包括的に評価するものです。建築、インテリア、プロダクト、コミュニケーション、コンセプトの5つの部門ごとに受賞作品が選出され、優秀な作品から順に「Best of Best」「Winner」「Selection」が授与されます。今回、JR長崎駅ビルは、建築部門(Innovative Architecture)でWinnerを受賞しました。

また、横断的な部門として、建築、インテリア、プロダクトの3部門のエントリーの中から革新的な素材の使用を評価するマテリアル部門(Innovative Material)の選出も行われ、JR長崎駅ビルはSelectionを受賞しました。

Innovative Architecture - Winner、Innovative Material - Selection

JR長崎駅ビル

レンガの列柱が「陸の玄関口」をイメージさせる外観(©Nacása & Partners Inc.)

2023年に完成した、オフィスやホテル、店舗などが入る地上13階建ての大規模複合施設です。西九州新幹線開業を契機に100年に一度の大規模開発に沸く長崎駅周辺エリアにおいて「陸の玄関口」となる駅ビルが求められました。古くから中国(華)やオランダ(蘭)との貿易が盛んであった長崎独自の「和・華・蘭」文化にまつわる素材や色、形を用いて、訪れた方が長崎を全面に感じる施設を目指しました。

「和・華・蘭」文化に着想を得たステンドグラスや木調天井が来訪者を出迎えるエントランス(©Nacása & Partners Inc.)

外装には日本初となるレンガ中空積み工法を採用した、鉄骨造の駅ビルです。大林組の設計・施工技術を結集し、駅広場に面して全長130m×高さ20mのレンガ列柱の外観を実現。街の歴史を継承する、新たなランドマークを創出しました。

大林組はこれからも、心地よさや豊かさをもたらす優れたデザインの建築物を提供し、より良い社会の実現に貢献してまいります。