大林組は創業134年を迎えます

会社情報

1892(明治25)年1月25日、大林組は、土木建築請負業「大林店」として大阪の地で誕生し、今年で134年目を迎えます。明治、大正、昭和、平成、そして令和。どんなに時代が変わろうとも、お客様や社会に真摯に向き合うことで培ってきた「ものづくり」の精神は、脈々と受け継がれています。その礎を築いてきた大阪が未来に挑む時、大林組も果敢に挑戦してきました。

「明治の万国博」と呼ばれた第五回内国勧業博覧会の全景

今から約120年前、1903(明治36)年に大阪で第五回内国勧業博覧会が開催されました。海外からの参加が可能になった今回の博覧会には、イギリス、アメリカなど13カ国が参加。20棟あまりの展示館が軒を連ね、入場者は530万人を記録しました。この会場施設のほとんどを創業から間もない大林組が手がけ、この時、高さ150尺(約45m)の望遠楼(大林高塔)を建築。高層建築などなかった頃、大阪で初めてエレベーターを備え、長蛇の列が絶えないほどの人気を博しました。

高さ45mの望楼は木造では前例がなく、後に通天閣のモデルになったといわれている
大林組は海外設計者らと共に米国建築家にとって最大の栄誉といわれるアメリカ建築学会賞を受賞

それから67年後の1970(昭和45)年に開催された日本万国博覧会では、会場エリアの造成や周辺道路の整備といった土木工事をはじめ、17のパビリオン建設を手がけました。中でもアメリカ館は、当時のエアードームとしては世界最大の、1万m2に及ぶ巨大な空気膜構造のドームで、会場そのものが来場者の注目を集めました。

2024年12月撮影(提供:2025年日本国際博覧会協会 撮影:株式会社伸和)

そしていま、大林組は、大阪・夢洲(ゆめしま)で開催される 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)にさまざまな形で携わっています。大阪・関西万博会場のシンボルとなる大屋根リングの建設では、伝統と最先端の技術を結集。完成時には、世界最大級の木造建築物となります。

大林組はこれからも「ものづくり」の技術と知見を時代に合わせて発展させ、かつてなかったものを形にし、新たな価値を生み出すことで、豊かで持続可能な未来社会の実現に努めてまいります。