約1,500トンのシールド機、復路へ向けてジャッキアップ完了

URUP工法による中央環状品川線大井地区トンネル工事

ソリューション/テクノロジー

URUP工法 復路に向けジャッキアップ完了

大林組JVが施工中の首都高速道路「中央環状品川線大井地区トンネル工事」で、復路の掘削に向けたシールドマシンのジャッキアップが完了しました。地上から発進して大井北換気所に到達したシールドマシンを180度回転させ、上下線の高低差10mほど押し上げたものです。

中央環状品川線大井地区トンネル工事は、湾岸線と中央環状品川線を接続する工事で、本線のトンネル部や橋梁部、開削部のほか、大井北換気所の下部工を築造します。

トンネルの掘削にあたっては、地上から発進したシールドマシンが再び地上へ到達するURUP(ユーラップ)工法を採用。マシンを発進・到達させるための立坑や、トンネルへ続く斜路を掘削する必要がないため、工期を従来の3分の1に短縮できます。また、掘削土量の削減やCO2排出量の低減など、環境に優しいこともメリットです。

シールドマシンは、2010年3月に往路(上り線)550mの掘削を開始し、同年11月に大井北換気所に到達。復路(下り線)336mの掘削に向け、大井北換気所の下部躯体内でUターンさせていました。今回のジャッキアップでは、復路のトンネル坑口が往路より地上近くにあるため、油圧ジャッキ16基を使用し、重さ約1,500トンのシールドマシンを慎重に持ち上げました。

復路の掘削は1月末に開始し、3月末にはシールドマシンが地上に到達する予定です。地上発進・地上到達という日本初の工法を駆使して、今後も安全に工事を進めてまいります。

テキスト

ジャッキアップ作業は、シールドマシンの勾配などを緻密に制御しながら慎重に進めました

テキスト

地上から見下ろしたシールドマシン。直径は13.6mで、泥土圧式としては国内最大径を誇っています