人権週間(12/4~10)における大林組の取り組み

サステナビリティ

12月10日は人権デーです。
1948年12月10日に第3回国連総会で世界人権宣言が採択されたことから、毎年12月10日は、人権デーとして、すべての国連加盟国で人権啓発活動が推進されています。日本でも、毎年12月4日~10日を人権週間と定め、さまざまな人権啓発活動が行われています。

大林組は、世界人権宣言の精神をふまえ、2011年6月に「大林組人権方針」を制定しました。基本的人権を尊重し、すべての人々が人種や性別、その他により差別を受けることのないよう配慮するとともに、社員や事業に関わるすべての人々が、正しい人権感覚、人権意識をもつことの重要性を認識できるよう、人権に関する教育や啓発に取り組んでいます。

人権週間における大林組の取り組みを紹介します。

障がい者福祉に取り組む日本盲導犬協会に寄付金を贈呈

日本盲導犬協会に寄付金を贈呈

(左から)日本盲導犬協会専務理事の寺山智雄氏、大林組執行役員の上野晃、同協会普及推進事業部の安保美佳氏、盲導犬をPRするナッシュ

人権啓発活動の一環として、人権週間中の12月5日、公益財団法人日本盲導犬協会に寄付金を贈呈しました。

日本盲導犬協会は、視覚障がい者の自立と社会参加を支援するため、盲導犬育成に取り組んでいます。国内には盲導犬を希望している方が約4,700人いると言われているのに対し、盲導犬は現在1,000頭余りで、まだまだ数が不足しています。盲導犬育成には公的な助成は少なく、育成に必要な費用の大部分は個人や企業からの支援で支えられています。

大林組は、PFI事業として整備・運営に携わっている刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」で、同協会や法務省矯正局と協働で、受刑者が盲導犬候補の子犬を育てる「島根あさひ盲導犬パピープロジェクト」に取り組んでおり、事業を通じて盲導犬の育成と普及を支援しています。

社員や家族から人権啓発標語を募集

人権について一人ひとりが考える機会とするため、毎年、人権週間に、大林組グループ社員とその家族から人権啓発標語を募集しています。今年度は合計1,521点の応募があり、東日本大震災や職場での思いをテーマにした、心温まる作品が多く寄せられました。

人権啓発標語 優秀作品

<職場の部>

  • 誰もが持ってる思いやり 誰もが無くせる差別の目

  • もらった優しさ 誰かにあげて みんなでつなぐ みんなの笑顔

  • ささえられ 初めて気づくみんなの想い これからは 伝えてほしいあなたの想い

<家族の部>

  • 今だから 命の尊さ 伝えよう 今だから 絆の強さ 確かめよう

  • 「こんにちは」と「ありがとう」 今日は何回言えたかな?

  • その一言を言う前に、相手の気持ちを考えよう!自分が言われて嫌なこと、相手も嫌だと思うから