ケンブリッジ大学の博士課程の学生に講義しました

日英の技術交流を目的にURUP工法を紹介

サステナビリティ

英国ケンブリッジ大学の工学部土木学科では、博士課程の学生を対象に地盤工学セミナーを開催しています。10月19日には、大林組の技術者がURUP(ユーラップ)工法について講義を行いました。

シールドマシンを地上から発進させ、トンネルを構築して、再び地上に到達させるURUP工法を講義しました

シールドマシンを地上から発進させ、トンネルを構築して、再び地上に到達させるURUP工法を講義しました

参加した学生からは「既存の概念にとらわれないトンネル技術に関心を持った」などの声が寄せられました

参加した学生からは「既存の概念にとらわれないトンネル技術に関心を持った」などの声が寄せられました

今回の講義では、URUP工法を用いた「中央環状品川線大井地区トンネル工事」など、最新プロジェクトの概要や最新技術の紹介に加え、シールド技術の基本やURUP工法の開発の背景について説明しました。

講義後に土木学科の学長から、ケンブリッジの市街地をはじめ、英国内の複数の地域で起きている深刻な渋滞を解消するため、地下に立体交差を建設する計画があり、URUP工法は大きな解決策になるとの感想をいただきました。

世界中の国や地域から集まってきているケンブリッジ大学の学生は、非常に熱心に講義を聴いており、一生懸命メモを取っている学生もいました。

質疑応答では、「高速道路の地表面測定はどのように行ったか」など専門的な内容の質問が積極的に寄せられ、関心が非常に高いことがうかがえました。

大林組は今後も、海外との技術交流を図るとともに、将来の建設業の発展に向け、次世代支援を行ってまいります。