平成24年度3R推進功労者等表彰で国土交通大臣賞を受賞

技術研究所のオフィスを実験施設にコンバージョン

サステナビリティ

大林組が、技術研究所「材料化学実験棟」のコンバージョン(用途転換)で取り組んだ3R(リデュース:発生抑制、リユース:再使用、リサイクル:再資源化)の活動が評価され、平成24年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰で国土交通大臣賞を受賞しました。

10月30日の表彰式で大林組取締役常務執行役員の小林照雄が表彰状を授与されました

10月30日の表彰式で、大林組の常務執行役員 小林照雄が表彰状を授与されました

3R推進功労者等表彰は、循環型社会形成に向けて3Rに率先して取り組み、継続的な活動を通じて顕著な実績を挙げている個人や団体を表彰するものです。

3Rの促進と意識の高揚を図ることを目的に、環境・3R分野の表彰制度として広く定着し、今回で21回目を迎えました。

国土交通大臣賞
  • 改修の困難な既存オフィスビルから実験施設へのコンバージョンにおける3Rの取り組み
    受賞者:本社 設計本部建築設計第二部、東京本店 技術研究所再整備2期工事事務所
    所在地:東京都清瀬市

コンバージョン前(技術研究所旧本館)

コンバージョン前(技術研究所旧本館)

コンバージョン後(材料化学実験棟)

コンバージョン後(材料化学実験棟)

技術研究所再整備2期工事では、省エネ型オフィスを、実験施設にコンバージョンしました。既存躯体の再利用により、建て替え時に発生する大量の廃棄物(5,033t)を約90%(4,506t)削減し、工期を3分の2に短縮することで、CO2を大幅に縮減しました。また、梱包材の削減や既存部材の再利用、徹底分別、再生材利用などのゼロエミッション活動も実施しました。

大林組では、国土交通大臣賞のほか、4件の取り組みが3R推進協議会会長賞を受賞しました。大林組の中長期環境ビジョン「Obayashi Green Vision 2050」で、あるべき社会像の一つとして「循環社会の実現」を掲げており、今後も全社を挙げて「リデュース・リユース・リサイクル」を推進し、循環型社会の構築に貢献していきます。

3R推進協議会会長賞
  • スマートパイルヘッド工法等の採用による各種廃棄物の発生・排出の削減
    受賞者:大阪本店 建築事業部構造設計第一部、大阪本店 天六阪急ビル工事事務所
    所在地:大阪府大阪市北区

  • スマートコンストラクションと3Rの融合
    受賞者:東京本店 青山大林ビル工事事務所
    所在地:東京都港区

  • ダム工事に伴って発生する伐採材・脱水ケーキ・工事排水の削減活動
    受賞者:大阪本店 大門ダム工事事務所
    所在地:奈良県生駒郡三郷町

  • トンネル建設工事における3R活動「石炭灰の有効活用と工事短縮によるCO2削減」
    受賞者:九州支店 津奈木トンネル工事事務所
    所在地:熊本県葦北郡津奈木町