環状二号線新橋・虎ノ門地区Ⅲ街区新築工事で上棟式

名称は「虎ノ門ヒルズ」に決定しました

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3月1日、大林組が建設中の環状二号線新橋・虎ノ門地区Ⅲ街区プロジェクトの上棟式が執り行われました。式典には、発注者である森ビルの辻慎吾社長をはじめ、日本設計の六鹿正治社長など多くの方々が参列し、新橋・虎ノ門エリアの新しいシンボルとなる、超高層ビルの上棟を祝いました。

立体道路制度を利用し、超高層ビルの中を地下道路が貫通する、このプロジェクトでは、大林組は地上52階、地下5階で、東京都内では2番目の高さとなる建物と立体道路部、虎ノ門換気塔の建設を担当しています。貴重な都心の土地の有効活用とともに、オフィスや住宅、ホテル、店舗、カンファレンス施設が入る複合ビルで、当エリアの飛躍的発展につながる建設となります。

開発が進むエリアの名称は「虎ノ門ヒルズ」に決定しました。大林組は、引き続き持てる技術を結集し、品質管理、安全管理に万全を期し、工事を進めてまいります。

東京再生の起爆剤として期待される「虎ノ門ヒルズ」

東京再生の起爆剤として期待される「虎ノ門ヒルズ」

関係者らが署名した鉄骨梁を、タワークレーンで最上階の屋根につり上げました

関係者らが署名した鉄骨梁を、タワークレーンで最上階の屋根につり上げました

上棟式で所役を務めた関係者。大林組からは代表取締役会長の大林剛郎(写真左端)などが出席しました

上棟式で所役を務めた関係者。大林組からは代表取締役会長の大林剛郎(写真左端)などが出席しました

虎ノ門ヒルズで活きる制振技術を紹介

また、上棟式の後、森ビルから報道機関向けに安全・安心をめざした、高い耐震性能を有する取り組みが公開されました。強風や地震で建物が揺れたとき、走行中の車がブレーキをかけるように、揺れのエネルギーを吸収するブレーキダンパーや、柱と柱をつなぎ揺れを抑えるオイルダンパー、鋼管とコンクリートにより、芯材の剛性を補う座屈拘束ブレースが紹介されました。虎ノ門ヒルズの工事では、ブレーキダンパーを620基、オイルダンパーを516基、座屈拘束ブレースを82基採用しております。

鋼管とコンクリートにより、芯材の剛性を補う座屈拘束ブレース

鋼管とコンクリートにより、芯材の剛性を補う座屈拘束ブレース

車にブレーキをかけるように、建物の揺れを抑えるブレーキダンパー

車にブレーキをかけるように、建物の揺れを抑えるブレーキダンパー

柱と柱をつなぎ揺れを抑えるオイルダンパー

柱と柱をつなぎ揺れを抑えるオイルダンパー

 上棟式で、鉄骨梁が設置された最上部での作業は、いよいよ佳境に入ります

上棟式で、鉄骨梁が設置された最上部での作業は、いよいよ佳境に入ります