太陽光型植物工場で栽培したミニトマトを初出荷

大林組グループとして農業ビジネスを本格的にスタートさせました

新領域事業

ミニトマトの栽培が進む太陽光型植物工場

千葉県香取市にある太陽光型植物工場ではミニトマトの栽培が進んでいます

大林組グループのオーク香取ファームが、太陽光型植物工場(※1)で栽培したミニトマトを5月に初出荷し、大林組グループとして農業ビジネスを本格的に開始しました。

栽培されたミニトマトは、和郷園の販売ルートを通して出荷されます

栽培されたミニトマトは、和郷園の販売ルートを通して出荷されます

ミニトマトの苗を工場内に定着

ミニトマトの苗を工場内に定植

2014年11月に設立したオーク香取ファームは、ミニトマトを栽培する農業生産法人です。大林組は「大林組グループ中期経営計画2015」において建築、土木、開発事業に続く第4の柱として「新領域事業」を掲げ収益基盤の多様化を推進しています。

太陽光をはじめとした再生可能エネルギー発電事業を中心に拡大を続ける新領域事業では、従前から農業ビジネスへの参入について検討を重ねており、オーク香取ファームの事業がその第一弾となります。

オーク香取ファームは、農業ビジネスに定評のある農事組合法人和郷園と提携し、和郷園の栽培指導や販売ルートの活用により事業を進めています。現在は約2,000m²の太陽光型植物工場でミニトマトを栽培していますが、今後は施設を約1ヘクタールに拡大する予定です。

植物工場の拡大に合わせて、工場内外の環境データを収集・分析して生育速度や収穫時期の予測・管理を実施します。

また、位置情報の管理システムなどを活用し、人の動きを見える化して作業効率を検証するなど、これまで建設事業などで培った環境制御や省力化に関する技術・ノウハウやICTを活用して、さらに栽培効率や生産能力を高めていく予定です。

大林組はこれからも、栽培品種の多様化や人工光型植物工場によるビジネスも検討し、農業ビジネスの拡大に向けた取り組みを推進してまいります。

  • ※1 太陽光型植物工場
    従来の温室ハウスに温度・湿度・光量を制御する複合環境制御システムを装備した施設