建設業界初 全国の工事事務所保有データをリアルタイムにデータセンターで二重保存するBCP(事業継続計画)体制を構築

顧客の事業計画への影響を最小化

プレスリリース

大林組は、BCP(事業継続計画)の一環として、建設業界では初めて、全国の工事事務所が保有する工事データを、リアルタイムに東京データセンターに集約保存すると同時に、これらのデータを自動的に大阪データセンターに転送して、二重にバックアップする体制を構築しました。

従来、工事事務所では、施工に不可欠な図面、品質関係書類、工程や工事写真等の工事データを工事事務所内のサーバに保存し、バックアップデータについても工事事務所において管理していたため、工事事務所が被災した場合、工事データが消失する恐れがありました。

今回導入したシステムは、工事事務所内のサーバに保存されたデータを、インターネット経由でリアルタイムに東京データセンターに転送するため、工事事務所においてデータが消失しても、すぐに復旧することが可能となります。さらに、東京データセンターに集約保存されたデータは、自動的に大阪データセンターに二重で保存されるため、災害等により東京データセンターのシステムが停止した場合でも、大阪データセンターからのデータ復旧が可能となります。

このように、被災時には、データセンターが保存したデータにより、速やかに工事データを復元して工事を再開することで、顧客の事業計画への影響を最小限にとどめることができます。

現在、約50の工事事務所で当システムを導入しており、今後、大林組の新しいBCP体制の確立を目指して、全国の新規工事事務所に順次導入していく方針です。



以上

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大林組 東京本社 広報室 メディア広報課
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