高耐力躯体構築工法

ユニバーサルクリート工法

鉄筋コンクリートより耐久性が高い躯体を構築できます

構造物に使用される通常のコンクリートでは、荷重や老朽化によるひび割れなどの損傷が、大地震時の大きなひび割れや剥落を引き起こすことがあります。ユニバーサルクリート工法は、躯体構築用モルタルに特殊ポリプロピレン短繊維を混入させることで、従来の鉄筋コンクリート部材に比べ、せん断および曲げの耐力と耐久性が大幅に向上させました。

繊維の外観

繊維の断面

繊維(36連糸)の拡大図

1 地震時の安全性が向上します
  • 地震などで大きな引っ張り力が加わっても、ひび割れを一箇所に集中させません。
  • 多数の細微なひび割れを生じながら引張力を吸収・分散し、通常のモルタルの300倍の変形まで引張強度を保持します。
2 材料と製造コストが10%以上低減します
  • 従来の高靱性繊維補強セメントモルタルと比べて、モルタルの材料および製造コストを10%以上低減できます。
3 ライフサイクルコストも大幅に低減します
  • ひび割れ幅の抑制効果による鉄筋の防食、保護性能が向上することから、完成後の維持コストも大幅に低減できます。
4 工事の期間が短くなります
  • 製造されたモルタルは充てん性が高く、良好なポンプ圧送性を確保しているので、作業効率の向上で工期を短縮できます。
  • 小規模に使用する場合は、プレミックスモルタル材料「F3X:エフスリークロス(太平洋マテリアル㈱製)」と、特殊ポリプロピレン短繊維「バルリンク(萩原工業㈱製)」を水で練り混ぜるだけで製造できます。

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