山岳トンネルの重金属評価

ノンコア削孔のスライムによる重金属評価

重金属判定用試料を迅速に採取、短時間で判定します

ノンコア削孔のスライムによる重金属評価とは?

従来の重金属調査は、掘削後仮置したズリ(岩石や土砂など)から試料を採取して分析するか、切羽から定期的にオールコアボーリングを行って調査しています。

ノンコア削孔のスライムによる重金属評価~トンネル掘削の流れ
ノンコア削孔のスライムによる重金属評価~トンネル掘削の流れ

ノンコア削孔切羽前方探査でスライム試料(堀りくず)を短時間で採取し、重金属対策の要否を判定できます。

前方探査時に発生するスライム
前方探査時に発生するスライム

お客様のメリット

工程を短縮できます

  • 掘削深度50mの場合にはドリルジャンボにより2時間、掘削深度150mの場合には水圧ハンマーの高速ノンコア削孔切羽前方探査システムにより7時間で切羽前方の試料を採取できます。
  • 従来のオールコアボーリングよりも短時間で試料を採取でき、施工サイクルへの影響を最小限に抑えることが可能です。
高速ノンコア削孔切羽前方探査システム 削孔状況
高速ノンコア削孔切羽前方探査システム 削孔状況

コストを縮減できます

  • オールコアボーリングが不要となり、重金属評価を地山等級の評価と同時に行うことで、コストを縮減できます。
  • トンネル掘削前に重金属対策の要否が分かるので、ズリの仮置き場を最適化、縮小できます。

【実績・適用例】

国道197号松柏トンネル建設工事 ほか1件(探査延長約2800m)

削孔機械:ドリルジャンボ、高速ノンコア削孔切羽前方探査システムなど

地質条件:砂岩、頁岩など、結晶片岩

適用元素:ヒ素

スライムとボーリングコアのヒ素溶出量の関係
スライムとボーリングコアのヒ素溶出量の関係

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