トンネル路盤の隆起を計測
インバート変位計®
トンネル路盤の隆起を計測し対策工を選定できます
インバート変位計とは?
供用中の道路や鉄道トンネルにおいて、膨張性地山など長期間にわたって地山が隆起することによりインバートが破壊され、車両の走行に支障をきたす事例が発生しています。
このような事態を防止するために、インバート変位計を用いてトンネル施工中に路盤の隆起量を計測し、必要に応じて対策を講じます。インバート部の隆起量は、側壁に設置する基準水槽と路盤下に埋設した水圧計との水頭差で計測します。
![トンネルの内空変位](/solution_technology/upload/img/tech_d151_img01.jpg)
![インバート変位計の概要](/solution_technology/upload/img/tech_d151_img02.jpg)
お客様のメリット
計測した隆起量から対策を実施し、供用後の路盤変状を防止できます
- 施工中に計測したインバート部の隆起量から、数値解析を介してインバートストラットなどの対策工を選定できます。
![計測結果に基づく残留変位の予測](/solution_technology/upload/img/tech_d151_img03.jpg)
![解析モデル(赤色の要素は盤ぶくれする要素)](/solution_technology/upload/img/tech_d151_img04.jpg)
- 後続の隆起量を指数関数で近似し、対策後の構造が受ける残留変位を予測します。
- 解析では残留変位を再現して対策工の応力を照査します。
![インバート変位計による主な計測結果](/solution_technology/upload/img/tech_d151_img05.jpg)
※ 一部を除きほとんどのケースでは収束を確認
設置が容易でコストが縮減できます
- 路盤下に埋設した保護管の中に計器本体を挿入するだけで設置できます。計器本体の撤去も容易であり繰り返しの転用が可能なため、コストが縮減できます。
![保護管の設置状況(埋設前)](/solution_technology/upload/img/tech_d151_img06.jpg)
![計器本体を保護管に挿入している状況](/solution_technology/upload/img/tech_d151_img07.jpg)
【実績・適用例】
北陸新幹線 加賀トンネル(北) ほか14件
【その他】
NETIS登録番号:KT-180074-A