山岳トンネルの覆工コンクリート

レール移動式型枠バイブレータ

高品質で経済的なトンネル覆工を実現します

レール移動式型枠バイブレータとは?

高い流動性を有する中流動コンクリートでトンネル覆工する際、セントル軸方向に約3m間隔で設けた移動用レールを用いて、コンクリートの打ち上がり高さに応じて型枠バイブレータを上方へ順次移動させながら、確実かつ均質にコンクリートを締め固める装置です。

型枠バイブレータ締固め後の状況
型枠バイブレータ締固め後の状況
型枠バイブレータ締固め後の状況

お客様のメリット

確実で均質な締固めが可能です

  • 振動エネルギーが極端に小さい箇所の発生を抑制し、締固め不足による充てん不良を防止します。
  • 確実でむらのない締固めができ、下層コンクリートとの一体化が図れます。
固定式バイブレータ(従来) 移動式型枠バイブレータ
固定式バイブレータ(従来) 移動式型枠バイブレータ
トンネル覆工の仕上り状況
トンネル覆工の仕上り状況

コンクリートの品質が向上します

  • テストハンマーによる反発度のばらつきが最も小さく、より均質なコンクリートを打設できます。
  • トレント法(※1)による透気係数は施工方法で大差がなく、固定式と同等以上の緻密性を確保しています。
※1 トレント法:コンクリート表層部の緻密性(透気性能)の確認試験の一つ

施工性・経済性が優れています

  • 従来のように作業員がセントルの検査窓から狭あいな空間内へ身を乗り出して、棒バイブレータで締固め作業を行う必要がなくなります(施工性・安全性の向上)。
  • 棒バイブレータ方式では左右片側作業員3人ずつに対し、型枠バイブレータ方式では左右片側2人ずつと省力化できます(労務費33%削減)。
  • 多数のバイブレータを必要とする従来の固定式型枠バイブレータ方式に対して、型枠バイブレータを大幅に削減できます(L=12.5mセントルで48台→20台に削減)。

【実績・適用例】

東北中央自動車道三吉山トンネル工事(NEXCO東日本)、ほか5件

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