裏込め注入

透水性裏込め材

シールドトンネルの施工に伴う地下水流の分断を防止します

透水性裏込め材とは?

シールドトンネルの施工に伴う地下水流の分断を防止することを目的として開発しました。吸水性のポリマーと膨張材の添加により、ポーラス(多孔質体)を形成する裏込め材です。施工性に優れ、時間の経過を待たずに透水性を得ることができます。
主材のモルタル液(A材)に、あらかじめ吸水・膨張させた吸水性ポリマー(C材)と水ガラス(B材)を混合してゲル化させると、吸水性ポリマーがアルカリ環境下で脱水反応を示し、裏込め材に数mmの空隙が形成されます。さらに膨張材を添加し、透水係数10-4cm/s程度の透水性が得られます。

お客様のメリット

周辺の水環境を維持します

  • 硬化後も透水性を有し地下水流を分断しないため、周辺の水環境を維持でき、井戸枯れや植物の根腐れ、地盤沈下などを防止します。

注入直後から透水性を発現します

  • ゲル化した吸水性ポリマーは、アルカリ環境下で即時に脱水反応を示すため、時間の経過を待たずに透水性が得られます。

所定の強度が確保でき、施工性に優れています

  • 強度の調整が可能であり、地山強度以上の強度を確保できます。
  • 打設試験により、圧送性、充てん性が従来と同等であることを確認しています。

【実績・適用例】

シールドトンネル構築に伴い地下水流を分断する恐れがある場合の適用例

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