石炭灰改良材
ソマッシュ工法®
石炭灰を盛土材などの土質材料として有効利用できます
ソマッシュ工法とは?
石炭灰は火力発電所などから年間1,200万トン排出され、約7割がセメント原材料などのセメント分野で有効利用されています。石炭灰はヒ素などの重金属を微量に含むため、盛土材といった土木資材として利用するためには重金属の溶出を抑制する必要があります。そこで、石炭灰にセメント、助材および水を混合することにより、重金属の溶出量を土壌環境基準値以下に抑制します。ソマッシュ工法で改良した石炭灰からの重金属の溶出特性は、石炭やボイラーによって異なりますが、長期の環境安全性を確認しています。
![石炭灰改良材](/solution_technology/upload/img/tech_d173_img01.jpg)
![石炭灰改良材の不溶化効果](/solution_technology/upload/img/tech_d173_img02.jpg)
![養生期間と溶出量の関係](/solution_technology/upload/img/tech_d173_img03.jpg)
この改良した材料は、防潮堤などの盛土材として利用することが可能で、バッチャープラントで材料を混合した後、ダンプトラックなどで現場に運搬し、ブルドーザで敷きならした後、コンバインドローラなどで締め固めて施工します。ソマッシュ工法は従来の土工技術で施工できることも特長の一つです。
![バッチャープラント](/solution_technology/upload/img/tech_d173_img04.jpg)
![ダンプトラックによる運搬](/solution_technology/upload/img/tech_d173_img05.jpg)
![ブルドーザによる敷きならし](/solution_technology/upload/img/tech_d173_img06.jpg)
![コンバインドローラによる締め固め](/solution_technology/upload/img/tech_d173_img07.jpg)
お客様のメリット
産廃処分費を縮減できます
- 石炭灰を排出する発電所において、埋め立て処分場などで処分していた石炭灰を有効利用することにより、産廃処分量を縮減することができます。
産業副産物を有効利用することで、環境に配慮した事業が行えます
- 従来、盛土を施工する場合、山から掘削した天然土砂を使用しますが、ソマッシュ工法の活用により天然資源を保護することになり、環境に配慮した事業活動を行えます。
【実績・適用例】
防潮堤盛土実証試験
![防潮堤盛土断面図](/solution_technology/upload/img/tech_d173_img08.jpg)
![防潮堤盛土平面図](/solution_technology/upload/img/tech_d173_img09.jpg)
![盛土施工後の状況](/solution_technology/upload/img/tech_d173_img10.jpg)
【その他】
NETIS登録番号:TH-150002-A