放射能環境修復・土質改良材

サラサクリーン®

粘性土壌を短時間でさらさらの砂状に改質します

サラサクリーンとは?

粘性の高い土壌を短時間でさらさらの砂状に改質できる土質改良材です。従来の土質改良材である生石灰に比べて、半分以下の添加量で生石灰と同レベルの改質が可能です。
中間貯蔵施設の受け入れ分別施設における除去土壌の改質や、土砂災害などに伴う災害廃棄物の分別作業などに適用することで、可燃物や廃棄物と土壌の分別精度を向上させるとともに、分別作業を迅速化できます。

サラサクリーン
サラサクリーン
ふるいを通過した処理後の粘性土壌
ふるいを通過した処理後の粘性土壌

お客様のメリット

粘性の高い土壌を短時間で改質

  • サラサクリーンは、水分との反応が非常に早く、短時間の混合で改質できるため、養生が不要です。
  • 水田から採取した粘性土を改質した場合、網目が20mm角のふるいを99%以上通過しました。

少ない添加量で効果を発揮

  • 従来の土質改良材である石灰では80kg/tの添加量が必要でしたが、サラサクリーンは半分以下の30kg/tの添加量で生石灰と同じレベルの改質が可能です。

環境負荷が小さい中性系

  • サラサクリーンは中性系のため、埋め立て後に発生する浸透水のアルカリ化や、pH変動による重金属汚染などの再溶出を防止します。

地盤強度を改善し、その強度を維持

  • サラサクリーン添加後の処理後土壌は、コーン指数400~800kN/m2程度に地盤強度を改善でき、一定の性状を保つため、埋め立て後の土壌掘削などを容易に行えます。

<サラサクリーンと従来品(生石灰)を使用して、水田から採取した粘性土の改質効果の比較>

改質材 添加量(kg/t) ふるい通過率(%) pH コーン指数
(kN/m2
20㎜ 4.75㎜
未添加 - 0 0 7.9 61
生石灰 80 98 44 12.7 1,330
サラサクリーン 30 100 68 7.5 571

(土質改良材を添加し1分間かき混ぜた1時間後の室内試験結果)

土質改良の実施状況

土質改良の実施状況

【実績・適用例】

  • 汚染土壌対策工事
  • 埋設廃棄物対策工事
  • 環境省「平成28年度除去土壌再生利用実証事業」(受託者:除去土壌減容化・再生利用技術研究組合)
  • 平成29年度中間貯蔵(大熊3工区)土壌貯蔵施設等工事(環境省)
  • 平成30年度中間貯蔵(大熊5工区)土壌貯蔵施設等工事(環境省)

【中間貯蔵(大熊3工区)の事例】
除去土壌の受け入れ分別施設にて除去土壌に含まれている20㎜以上の異物を分別するための改質処理した例です。サラサクリーンの混合には、インパクトクラッシャーと2軸パドルミキサーを用いました。

分別施設全景
分別施設全景
土質改良後
土質改良後

【その他】

NETIS登録番号:KT-180019-A

ページトップへ

検索