シールド自動運転システム「OGENTS/DRIVE™」のキーテクノロジー

シールド三次元線形管理システム

三次元モデルによる立体的な線形管理でシールドトンネルの品質向上を図ります

シールド三次元線形管理システムとは?

シールド機の方向修正を計画するうえで重要な要素である余掘り(※1)量やクリアランス(※2)を立体的に表示するシステムです。従来、表計算ソフトや作図ソフトを使用して、余掘り量やクリアランスを二次元で算出していました。このシステムでは、三次元にモデル化したシールド機とセグメントリングに余掘り量やクリアランスの大小を色別、立体的に表示します。計画の妥当性を瞬時に的確に判断できるため、シールドトンネルの品質向上に寄与します。

  • ※1 余掘り
    方向制御のために意図的につくる隙間

  • ※2 クリアランス
    シールド内径よりセグメント外径が小さいため、必然的に生じる隙間
シールド機の方向を修正するための要素
余掘り量の表示
クリアランスの表示

お客様のメリット

正確な方向修正計画の立案

  • 余掘り量やクリアランスを立体的に把握することで、的確な方向修正計画の立案ができます。
  • 方向修正計画の立案に要する時間を30%短縮し、適正な線形管理が可能です。

アシスト機能により方向修正計画を最適化

  • シールド機やセグメントリングの方向修正計画の妥当性をチェックするアシスト機能を備えているため、経験の少ない技術者でも余掘りやクリアランスを適正に確保した方向修正計画を立案できます。
  • 修正計画に基づく操作により、経験の少ないオペレーターでも最適な状態での掘進が可能です。

シールドトンネルの品質を確保

  • 適正な線形管理により、シールド機やセグメントリングに無理な力をかけることなく掘削できるため、施工中や竣工後の漏水やひび割れ発生のリスクを低減し、トンネルの品質を守ります。

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