地中支障物切削管理技術

アコースティック・エミッション技術を用いた
支障物切削負荷検知システム

シールド機での支障物切削時の負荷や衝撃を抑え、確実に切削

アコースティック・エミッション技術を用いた支障物切削負荷検知システムとは?

シールド工事における地中支障物の切削において、アコースティック・エミッション(AE)技術(※1)を用いて、支障物切削に伴って発生する特有な弾性波を検知し、支障物との接触や、切削負荷・衝撃を評価するシステムです。

切削時に生じる切削負荷や衝撃を抑制することで、シールド機のカッタービットの損傷を防ぎ、支障物を確実に切削できます。また、想定外の支障物も検知できるので、カッターヘッドやシールド機への損傷も防止します。

支障物切削負荷検知システム概要図
AEセンサー取り付け状況(隔壁部設置例)
AE計測結果(エネルギー(※2))

お客様のメリット

支障物を確実に切削できます

  • 支障物切削による切削負荷や衝撃をいち早く検知・評価できるため、切削時のシールド機の掘進管理に反映できます。
  • 検知、評価した情報をもとに、掘進速度などを調整し、シールド機へかかる負荷を抑制することで、カッタービットの損傷を防ぎながら、支障物を確実に切削できます。

シールド機の損傷を防ぎ、円滑な施工により工程を確保します

  • 想定外の支障物に突き当たった場合でもいち早く検知でき、速やかな対策を取れることから、シールド機への損傷を防ぎ、円滑な施工により工程を確保します。
  • ※1 アコースティック・エミッション(AE)技術
    アコースティック・エミッションは、材料が変形や摩耗、あるいは破壊される時に、内部に蓄えられた弾性エネルギーが高い周波数をもつ音響信号"弾性波"として放出される現象。AE技術は、この弾性波を検出・評価できる技術
  • ※2 エネルギー
    AE計測により得られるパラメータの一つで、AE波形の積分値(取得時間における波形面積)を指す

【実績・適用例】

鉄道工事 1件

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