山岳トンネル遠隔支保工建て込み技術
クイックテレクター®
切羽直下の作業をなくし安全性と生産性が向上
クイックテレクターとは?
山岳トンネル掘削作業において、切羽直下に作業員が立ち入ることなく遠隔操作で鋼製支保工を建て込む技術です。これにより重機との接触や崩落などの切羽災害のリスクを低減し安全性が向上します。
4本の専用エレクター、鋼製支保工を計画建て込み位置まで誘導するガイダンスシステム、頂部の接続を遠隔で行うためのワンタッチジョイントで構成されています。



お客様のメリット
危険作業から隔離し安全性が向上します
- 支保工上部用メインエレクターと支保工下部(脚部)用サブエレクター計4組を操作し、ワンタッチジョイントで天端を接合することで、従来、切羽の天端直下で作業員がじかに手や工具により調整していた支保工の建て込み作業が遠隔操作でできます。機械と作業員が混在した作業がなくなり、機械との接触災害防止となります。また、掘削直後の不安定な地山や吹き付けコンクリートのみの切羽直下への立ち入りを抑制でき、湧水・亀裂や地圧による予想外の崩落災害から作業員を守り、安全性が向上します。
作業人員を削減・生産性が向上します
- 従来作業の場合、エレクター操作に2人、支保工建て込み作業に2~3人が必要でしたが、支保工建て込み作業員2~3人が不要となり、エレクター操作2人のみで作業可能となったことで、省人化につながります。
- 建て込みサイクルタイム(1回の作業時間)が従来より短縮され、生産性向上につながります。
ベースとなる建機に依存しないシステム構成です
- 専用エレクターおよびガイダンスシステムは、あらゆるエレクター付き吹き付け機に後付けでの搭載が可能です。