AIを利用してトンネル地山の7種類の岩石を判定

岩種判定システム

岩石の写真で高精度に判定

岩種判定システムとは?

山岳トンネル工事では、切羽と呼ばれる掘削面に分布する岩石の種類(岩種)や性状を観察し、地山状況を評価して、適切な支保を選定しながら掘削を進めます。岩種によってはトンネルの変状や崩落を誘発しやすいものがあり、切羽災害のリスクが高まります。災害リスクを低減するために、岩種の判定が重要ですが、正確な判定には豊富な知識と経験を要します。本システムは、AIを利用して、岩塊の写真で7種類の岩石を高精度で判定することが可能です。本システムを使用することで、経験の有無を問わず、地山が不安定になる要因となりうる岩石を見逃さず、適切な支保の選定に貢献します。

岩種判定までの流れ
判定可能な岩石一覧

お客様のメリット

岩石写真を約10秒で判定します

  • アプリ上で岩石の写真を撮影すると、クラウドサーバーに転送され、自動で岩石名が返信されます。
  • ネット環境が良好であれば、1回当たり10秒~数10秒で結果が出ます。
  • 約80%の精度で判定できます。

障害となりうる岩石を見逃しません

  • 粘板岩や蛇紋岩など、岩石の強度が低く、崩落しやすい岩石を見逃さないことから、岩石崩落による施工への影響を最小限に抑えます。

端末を選びません

  • Webブラウザを搭載した端末であれば、アプリを利用できます。写真撮影機能を搭載した端末であれば、写真を撮影してすぐに判定することが可能です。

【実績・適用例】

  • 埼玉県発注:国道140号大滝トンネル 他1件

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